全19巻、読破。
面白すぎた。
高校の放送室をジャックして全校生徒を笑わせるのが好きな主人公、上妻圭佑が
転校生の辻本潤と出会い、コンビを組んで芸人の道を進んでいく物語。
作中で色んなコンビが出てくるんだけど、みんな芸風違うんだよね。
その辺全部考えられてるのが凄い。
というか主人公コンビだけで10通りくらいネタあるし、
結構多くのコンビが作中で2~3種類のネタを披露している。
森田先生、なんでそんなに引き出し多いんですか・・・(尊敬)
あと、漫才を絵と吹き出しだけここまで表現できるのか、と感動。
普通、漫才ってライブで見るからこそ面白いじゃない?
でもこの漫画、コマ割りとか吹き出しの位置とか表情とか観客席の反応をたまに映したりで
漫才とかで重要な『間』がめちゃくちゃ伝わってくるのだ。
主人公コンビの漫才が、色んな経験をしながらだんだん磨かれていくのが見えるし、
スランプの時にはスベッてる感じとか受けてない感じとかが生生しくて冷や汗かく。
あと、漫才一辺倒でなくストーリーもめちゃくちゃ凝ってる。
日常生活のシーンでちょいちょい泣きそうになったし、
読んでて間延びしないくらいの絶妙なペースで急展開が訪れるので止まらなくなる。
森田まさのり先生の作品初めて読んだんだけど、もっと早く知っていれば良かったと後悔した。
今度ルーキーズとかろくでなしブルースも読んでみようと思う。