俺のメモランダム

文系大学―(卒業)→専門商社営業ー(退職)→建築系専門学生ー(卒業)→設計事務所勤務という人生を辿っているアラサーのブログ。流し読みで読める軽さを持ちながらも、考え方、情報、良かったモノやコトをうまく発信して見ている人の日常をちょっとだけ豊かにできるのを目指して書いてます。

木造2階建専用住宅の課題(立面図・断面図)

さて何回かに分けて投稿してきたこのシリーズもラスト。

 

〇立面図

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これは、建物を東西南北それぞれの方向から見た図面。
平面図は、真上から切ったものだったけどこれは切ったりせずに
横から眺めたもの。

 

内容としては、GL(グランドレベル、地面の高さ)や
手前に見えるものや壁の外側の部分などを太い線で描き、

 

奥に配置されるものや壁の目地、窓や手すりなどの建具、
車などを細い線で描いている。

 

建具はもちろん、平面図と同じようには表せないので、立面図用の
表記法に基づいて書く。

 

ちなみに車は作り付けの家具(建物に付属したもの)
ではなく後で買って置いているだけのものなので、点線で表す。

 

あとは、書き入れる情報としては各種高さの基準
GL、1FL(1Fの床高さ)、2FL、軒高、最高高さ
と、それらに関する寸法、

 

屋根勾配(今回は1/10なので横1mで縦10cmの角度)、

 

通り芯記号(柱の位置を基準にして、
X軸方向、Y軸方向それぞれ、キリの良い場所を自分で設定)

 

など。

 

 

 

 

〇断面図

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建物を任意の位置からスパっと切って、
奥を眺めたもの。

 

キープランという、簡略化した平面図のようなものを書いて
『ここを切りましたよー』と示す。
※画像は1F部分のみだが2Fのキープランにも同じ場所に切断面記号が書いてある。

 

切り口にあたる断面線が太い線、
切り口の奥に見えるものを細い線で描く。
※切り口より手前に見えるものは書かない。

 

入れ込む情報としては、
正直立面図と被るものも多いのだけど、

 

・各部屋のCH(床から天井までの高さ)
・壁芯(壁の中心)ごとの部屋の幅の寸法

 

などは断面図だけに描く物ですな。

 

 


ということで、本日はこのへんで。
木造は次回で全部紹介できそう。