木造2階建専用住宅の課題(立面図・断面図)
さて何回かに分けて投稿してきたこのシリーズもラスト。
〇立面図
これは、建物を東西南北それぞれの方向から見た図面。
平面図は、真上から切ったものだったけどこれは切ったりせずに
横から眺めたもの。
内容としては、GL(グランドレベル、地面の高さ)や
手前に見えるものや壁の外側の部分などを太い線で描き、
奥に配置されるものや壁の目地、窓や手すりなどの建具、
車などを細い線で描いている。
建具はもちろん、平面図と同じようには表せないので、立面図用の
表記法に基づいて書く。
ちなみに車は作り付けの家具(建物に付属したもの)
ではなく後で買って置いているだけのものなので、点線で表す。
あとは、書き入れる情報としては各種高さの基準
GL、1FL(1Fの床高さ)、2FL、軒高、最高高さ
と、それらに関する寸法、
屋根勾配(今回は1/10なので横1mで縦10cmの角度)、
通り芯記号(柱の位置を基準にして、
X軸方向、Y軸方向それぞれ、キリの良い場所を自分で設定)
など。
〇断面図
建物を任意の位置からスパっと切って、
奥を眺めたもの。
キープランという、簡略化した平面図のようなものを書いて
『ここを切りましたよー』と示す。
※画像は1F部分のみだが2Fのキープランにも同じ場所に切断面記号が書いてある。
切り口にあたる断面線が太い線、
切り口の奥に見えるものを細い線で描く。
※切り口より手前に見えるものは書かない。
入れ込む情報としては、
正直立面図と被るものも多いのだけど、
・各部屋のCH(床から天井までの高さ)
・壁芯(壁の中心)ごとの部屋の幅の寸法
などは断面図だけに描く物ですな。
ということで、本日はこのへんで。
木造は次回で全部紹介できそう。