俺のメモランダム

文系大学―(卒業)→専門商社営業ー(退職)→建築系専門学生ー(卒業)→設計事務所勤務という人生を辿っているアラサーのブログ。流し読みで読める軽さを持ちながらも、考え方、情報、良かったモノやコトをうまく発信して見ている人の日常をちょっとだけ豊かにできるのを目指して書いてます。

S造3階建店舗併用住宅の課題(各階平面詳細図)

木造課題は、平面図は100分の1スケールだったが、
今回はそれは描かず(正確には、エスキスの段階では作って提出していたのだが)
スケール50分の1。

 

ということは、細かい部分まで表せるようになり、
書き込まれる情報も多くなる。

 

描く側としては、100分の1よりも
『時間がかかる』『疲れる』『修正がめんどくなる』
『やる気がなくなってくる』
などの現象が起きます。

 


具体的には以下の部分。

1.壁の内部構造

2.ドアや窓などの建具詳細

3.部屋と、家具の情報

4.寸法は細かく

5.屋上

 


1.壁の内部構造

 

100分の1では2本線と、柱くらいで描かれてたものが、
外壁は、ALC版と仕上げ、
間仕切り壁は、スタッド(ボードの下地みたいなもの)と仕上げ、みたいに細かくなる。
まぁ壁には基準線が一点鎖線で出ているので、見えにくいけど・・・

 

S造の壁によく使われるALC版というのは寸法がある程度決まっているので、
それに合わせて窓やドアの位置を決まってくる。
よく、外壁に縦に目地のラインが入ってる建物があるでしょ?
あれがALC版とALC版の境目の部分。

 

これは『凡例』(写真参照)として、
こう表記してますよ、という例が載せてある。

f:id:yutastation:20180408192534j:plain

 

2.ドアや窓などの建具詳細

 

よく見るとわかるけど、枠の形が表現されてたり。

 


3.部屋と、家具の情報

 

各部屋の床から天井までの高さと、
仕上げ、FL(フロアライン、床の高さの基準)からの高さの違いを表記。

家具は、備え付けでないものは点線表記。
すべてにW(幅)、D(奥行き)、H(高さ)を記載。


4.寸法は細かく

 

今回は、3段で表記。

1段目:開口部・壁・開口部・壁・・・の順に記入。
2段目:間仕切りごとの長さ
3段目:全体の長さ

 


5.屋上

 

今回、屋上には出れないようになっているんだけど、
ここも1枚の図面として書く。


排水の経路やら、3Fの天井にとりつくトップライト、
端っこの部分の立ち上がり(パラペットという)
などが記載される。

 

木造課題でいう『屋根伏図』に近いかな?(写真参照)

f:id:yutastation:20171004010225j:plain


っとまあこんな感じ。

では全体を貼ります。


〇配置図 兼 1F

 

〇2F

 

〇3F

 

〇屋上階