俺のメモランダム

文系大学―(卒業)→専門商社営業ー(退職)→建築系専門学生ー(卒業)→設計事務所勤務という人生を辿っているアラサーのブログ。流し読みで読める軽さを持ちながらも、考え方、情報、良かったモノやコトをうまく発信して見ている人の日常をちょっとだけ豊かにできるのを目指して書いてます。

なんとなくで『拍手』するのは良くないと思った件。

拍手の意味って何だろう。

 

どういう時に人は拍手をするのか考えてみた。

 

すぐ思いつくケースは、スポーツの試合後。
勝った側には、『おめでとう!』『すごかった!』

 

負けた側にも、『感動をありがとう!』
そんな気持ちの表明。

 

あとは政治家の演説。
『あなたを支持します!』『共感します!』
そんな気持ちの表明。

 

何にせよ、いい意味でするものだと感じる。

 

そして、される側に共通する効果・感情としては
『自己肯定感』じゃないか。

 

 

なんでこんな突飛な話をしたかというと、
今日起こった出来事に関係してくる。

 

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ある生徒が授業中にスマホをいじっていて、
先生はそれを取り上げようとした。

 

生徒はそれをかたくなに拒否し続け、
先生は力づくでも取り上げようとする。

 

正義は先生にあるんだろうけど、
その攻防は見ていて気持ちいいものでは決してなかった。

 

最終的に先生がスマホを取り上げ、教室に拍手が起こった。

 

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最初に拍手し始めた人は、ウケ狙いなのか、
『失笑・・・』みたいな気持ちの表明だったのか、それはわからないけど。

 

自分も流れで手を叩きそうになり、はっとした。
これっておかしくね?
何も良くなくね?何か感動したっけ?
拍手ってこういう時にするもんだっけ?
そんな違和感だ。

 


で、改めて考えてみた結果が、冒頭に書いたことだ。

 

拍手が相手に『自己肯定感』を与えるのだとしたら、
やっぱあの場面で拍手しなくてよかった。
先生的には、正義の執行に成功したんだろうけど、
その行為は肯定したくないな、と思ったので。

 


多くの人が流されて手をたたき、『拍手喝采』になってしまうと、
拍手された人は、自分の行為が正当だ、と勘違いしてしまうと思う。

 

大げさかもしれないけど、人を間違った方向に暴走させる原因にも
なりうるのでは?なんて思ったり。


だから皆さん。
拍手は自分の意思で行いましょう。周りがしているから自分も、はやめません?

 

目の前の出来事に『不支持』なら、やる必要なし!