卒業設計の課題発表(各階平面図)
建築やってない人もアパート探しとかで割となじみがあると思います、平面図。
まずは載せます。
1階
スケールは1/150。
A1だと1/200だと紙面が余りすぎるし、1/100だと入らないので、
少し中途半端な感じではあるけど相談のうえ許可してもらった。
開口部はスケールにあわせ、方立&ガラスという簡略化された表現。
後々載せる平面詳細図は50分の1なので、もう少し詳しく、
方立にガラスがはまっているような表現になる。
構造としては、基本はRCラーメンだけど、
外部のデッキ部分は鉄骨造。
矩計図で載せるけど、エキスパンションジョイントで縁切りする方式。
※エキスパンションジョイントは地震時など、揺れの方向により建物に
無理な力が加わらないように優先的に破壊させる部分のこと。
写真参照。
熊本地震のときぱっくり縦に亀裂が入ったマンションが話題になったけど、あれはエキスパンションジョイントが有効に働いたわけです。
三角形の敷地に対し三角形のデッキを2重に掛け渡した。
1・2階は一応直売所だけど、ある意味何にでも使えそうな感じになった。
北側が市場と接しているので、そちらを搬入スペースとし、
搬入スペースに近い2棟は魚介と青果の販売。
遊歩道側はレストランとカフェ。
そして南側の遊歩道沿いは市民出展の物販(コミケみたいなのをイメージ(笑))。
ちなみに現状の南側遊歩道はめちゃくちゃ狭いので、
もう少し人が来たくなるよう、セットバックして広げてみた。
1階と2階は密接に関係していて、
1階は広場(三角形の中心)と地続きで移動する動線。
対して2階は三角形のデッキで回遊する動線というように
人の流れを大きな2つの動きに分けた。
でも共通するのは、色々な場所を歩き回ってほしいという狙い。
開口部は闇市をイメージして、
・空け過ぎない
・視線が通り過ぎない
を意識してこの位置にした。
3階は宿泊施設。
すべてホテルにしようかとも考えたんだけど、
バックパッカーのための施設もミックスしたほうが面白いかなと。
各棟を柱1スパン分セットバックして大きな屋外スペースを確保。
中央は開口にしたのは、デザイン的なところももちろんだけど、
ここも回遊動線にしたかったのと、下階に採光したかった。
宿泊用途以外に、宿泊者同士でごはん作ったり、本読んだり、
ビリヤードやダーツやりながら飲めるバーを作ったり、
洗濯やシャワー・メイクのスペースを作ったりと
楽しめる工夫を考えつつ各棟を割り振った。
結果ドミトリーは『寝る場所』と割り切って2段ベッド並べてあるだけに(笑)
次回は立面・断面!
つっても年明けかなー。(笑)