俺のメモランダム

文系大学―(卒業)→専門商社営業ー(退職)→建築系専門学生ー(卒業)→設計事務所勤務という人生を辿っているアラサーのブログ。流し読みで読める軽さを持ちながらも、考え方、情報、良かったモノやコトをうまく発信して見ている人の日常をちょっとだけ豊かにできるのを目指して書いてます。

はじめてでもできた、テレビ台DIYの記録。

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TV台を作った。
巷にあるDIY本を読んだことある人に伝えたいんだけど、
ああいうのより100倍簡単に作れたと思う。
もはや小学生の夏休みの宿題としていいですよ!って言いたいくらいで、
むしろこれをDIYと言ったら文句言われそう(笑)

 

というわけで目次の順に紹介。

 

 


1.費用

 

まずはコスト面。
材料は以下の通り。

 

・枠(Lアングルで組んだもの) × 2セット = 7700円
・支柱(Lアングル) × 4本 = 4000円
・留め具(ボルト、ナット、ワッシャー)  ×16セット =600円
・棚板(ベイマツ1×6材180cm長) × 3本 =1400円
・塗料(ターナーミルクペイント/プラスターメディウム) × 1個 = 1500円

棚板切断加工費 = 500円

合計15700円。

 

コストの大部分は枠と支柱、つまり鉄の枠組みだ。
棚板や塗装は安いから、飽きてきたら木の種類を変えたり、
一部分だけ塗装を変えたりしても面白そう。

 


2.家具屋で買うより手間はかかれども。

 

15000円て、この見た目の割に意外と高いじゃねぇか、
なら買ったほうがいいだろ、と取る人もいるだろう。
でもそうしなかった理由はこうだ。

 

 

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これは某インテリア屋で見つけた似たような価格帯のTV台。
無難だけど、『よくあるよね』って感じがして、そうじゃないものにしたかった。
こういう価格帯の物だと、表面に薄い木を貼った繊維板になってしまい
ちょっと味気ないなと思った。

 

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このくらいの価格帯になると重厚な本物の木でとてもいい感じなんだけど。
重そうなんすよね。あと私貧乏だから金が無いんすよね。。。

 


というか、製品として売られてるものって『完成されて』て、
ちょっと手を加えにくい。
対してDIYというとそもそもが自分で考えてアレンジする考え方なので、
その圧倒的自由さと、自分でやったっていう達成感が得られるのが良いなと。

 


3.既製品と加工場をうまく利用

 

今回たまたま、骨組を既製品の鉄の枠にしたんだけど、それが良かった気がする。
全部木でやろうと思ったらそれこそスケッチ・設計の工程が発生していたし、
ノコギリやヤスリ、金づち等の工具も必要だったろう。

 

今回は木材切るのはホームセンターのサービスを利用したし、
設計も必要ない(この枠に合わせて切って下さいって言うだけ)
工具もいらない。ねじ締めも素手(笑)

 

 

4.材料購入@ジョイフル本田

 

ジョイフル本田は千葉・茨城に展開しているホームセンターで、
その辺の住人、所謂チバラキ民にはかなり知名度が高い。

www.joyfulhonda.com

 

基本的にはよくあるホームセンターなんだけど、
実家の割と近くにある千葉ニュータウン店はとにかく巨大。
文具やスーパー、果てはペットショップまでと何でもあり。

 

専門学校時代、クラスメイトがお茶の水まで出かけて買っていた
模型材料まで、基本的なものは割と取りそろえている。
(最初は知らなくて、お茶の水まで買いに行ってた。悔しい)

 

 

5.枠決め

 

DIYコーナーで見つけた鉄の枠。
サイズは奥行きは30cmと決まっていたが幅が88cmと120cmの2種類。
TVが50型と大きいので、120cmの方にした。

 

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これは断面がL字型になっているその名もL字アングルという。
すでに溶接してあり、四角い枠になっている。
めっちゃ楽じゃん!!

 

しかも軽い!!
あとなんだか無骨でイイ!!(誉めすぎ)

 

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支柱4本セットは、長さが2種類あったが短いほうをチョイス。

もちろん、留める用のねじセットも売っていた。

 

マジでよかったので、『こういうのがたまたまジョイフルにあったよ』、
『今後もあるかもしれないよ』、『なくなったとしても、似たようなのが出てるかもよ』
などの情報を伝えるだけでもこの記事を書く価値があると感じました(笑)

 

 

6.棚板決め

 

鉄の枠にはめこむだけの簡単仕様。

 

これは枠よりちょい大き目のパイン集成材を切るか
米松の小さい材を細かく切って並べるかで迷ったんだけど
米松に。

 

パイン集成材にしなかった理由としては、

 

・結構高い(写真参照)

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→ベイマツなら半額以下(1400円)程度で済む。

 

・塗装を考慮
→ミルクペイント(後述)を塗ろうかなーって気持ちがうっすらあって、
それはニスみたいなのと違い、ペンキに近い感じなので、
折角の模様が見えなくなってしまうため。

 

・強度的な問題
→そこそこの厚はあるものの、TVの足を横に置くとたわんでしまうかもなーと。
(理由は絵を参照)

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米松に決まったはいいがサイズがいくつもある。
最終的に厚19mm×幅140mmの1×6(ワンバイシックス)材にしたのだが
それを決めた経緯。

 

厚み:
15mmだと頼りなく、20mm超だと枠からはみ出るのと、不格好になってくるので
まぁ19mmかなって感じで決定。

 

幅:
89mmと184mmあたりも候補だったんだけどボツ。
89mmだと、
並べる枚数が多くなる→切る回数増える→加工賃かかる。
184mmだと、
明確な理由はないんだけど、なんか1枚が厚いのは嫌だったので(笑)
というわけで140mmと相成った。

 

 

7.棚板の裁断

 

ジョイフル本田には加工室がある。

加工室・修理室 | 株式会社ジョイフル本田

 

棚板は自分でノコギリで切ったりはせず、
ここでお願いした。
木を切るのはほんの一部で、他にもかなり色んな加工ができるようだ。
木材のカットの場合は1カット50円。


仮に全部木で作るとなると、手書きでもなんでもよいがとにかく
設計図を渡す必要があるようだが、

 

上で書いたように、今回はついさっき購入した鉄のワクを見せて、
これにこう、板をはめ込んでTV台として使いたいんですよねぇーって
言えば伝わる。現物は図面に勝る。

 

後はお兄さんがその辺の端材で何度か試し切りしてくれて、
ミリ単位で裁断長さを調整してくれた。
結果、パツパツでもスカスカでもない絶妙な長さに!

 


8.枠の組立

 

家に帰るとさっそく開始。といっても拍子抜けするくらい簡単で、
枠の四隅に支柱部分をセットし、
穴位置を合わせてボルトをはめるだけ。

 

まさかの素手で締めたんだけど、
真冬に車庫で鉄触ってたもんだからかなり冷たかった(アホ)
4隅をそこそこに締めると(写真)、
問題ないくらいに安定した。

 


9.棚板の塗装

 

ターナーミルクペイント
 

turner.co.jp

 

DIY界では有名なオシャンティ塗料を使用。
この塗料について超ざっくり、かつ、自分の印象で言うと、
手軽にオーガニックな感じだったり、海辺のカフェだったり、
西海岸な感じだったり、そういう感じが出せる物だ。

 

プラスターメディウム

 

種類は、漆喰風のザラザラした仕上がりになる物にした。
色は真っ白。
スプーンのウラを使って仕上げたら、手作り感あふれる、
味のある雰囲気になり満足。

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スプーンを使った塗り方としては普通にすくって、ペちゃっと付けたら、
あとは裏側でひたすら伸ばす。伸ばす。
意外に伸びるのでいつの間にか塗料が全体に広がる。
写真ではべったり塗ってある感じに見えるけど、実際はかなり薄塗り。

 


子供の頃、大晦日に障子紙の張替えをやってたけど、
正月休みに無心でこの作業やってたらその時の気持ちを思い出してしまった。
こういう工作って楽しいよね。
夫婦と子供でやったら絶対幸福度高まるね。
まぁ1人だったんですけど。

 

200mlもあったけど、足りなくなるのは嫌だったので450mlを買った。
結果3分の1くらい余っちゃったが、つまり200mlだと心許なかったということだ。


というわけで、完成!!

(最初の写真と一緒です)

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終章.さらにアップグレード!・・・予定

 

ターナーミルクペイント クリームバニラ

 

ざらっとしたプラスターメディウムもいいけど、いかんせん純白すぎるので
コイツでちょっくらアンティーク感を演出してやろうと画策している。

 

やってみたらまた報告したい・・・いつの日か。