俺のメモランダム

文系大学―(卒業)→専門商社営業ー(退職)→建築系専門学生ー(卒業)→設計事務所勤務という人生を辿っているアラサーのブログ。流し読みで読める軽さを持ちながらも、考え方、情報、良かったモノやコトをうまく発信して見ている人の日常をちょっとだけ豊かにできるのを目指して書いてます。

【ネタバレなし】水は海に向かって流れる/田島列島 感想。

全3巻、読みました。

 

主人公の高一男子が、共同生活を始め、
ある出来事を軸にして展開していくヒューマンドラマ。

 

田島列島さんって他にも結構ヒット作描かれてるんみたいなんだけど、
私はこの作品が初めて。1巻でその雰囲気に惹かれて2、3巻もすぐ借りてしまった。

 

絵や雰囲気はなんか力が抜けちゃうような、癒されるような『ふわっ』とした感じ。

 

主人公が癖のある住人達と共同生活をする展開って、ヒューマンドラマ系では
割とよくあると思うんだけど、これもまたすごくイイ。

 

 


あとこの漫画、なんか『タメ』がないのが特徴かなって。
重要なシーンであっても、見開きになったり、効果が付いたり、印象的な視点に変わったりががなくて、
さらさらと流れていく感じ。

 

だから私みたいなぼーっと読んでるタイプの人間だと見落としたまま読み進めてる事も多く(笑)、

 

二度見みたいな感覚で『・・・うぇ!?』ってなって1ページ戻ったり。
少し後の会話で『え?なんだっけ?』ってなってもう一回戻ったり。しました。

 

なにそれ面倒だなァ、って思う人もいるかもしれないけど、
『気になって戻っちゃう』展開を作るのがめっちゃすごいと思うのです。

 

まぁこれは私の話で、世間一般の集中力の人ならそうはならないのかも(笑)
でも3巻完結も知ってたし、セリフが多くもないから、
いつ重要なシーンが来るかわからないから、絶対見落とさねぇ!
と一コマ一コマ、噛み締めるように超ゆっくり読むようになった(笑)

 

何が言いたいかって、セリフ一つ一つの意味を考えてしまうような惹きつけ力があったって事。

 

 

 

あと全体的にユーモラスで、そこも好き。
こっちが思わずツッコミたくなる行動の多さと、
それにもれなく対応してくれるツッコミスキルの高さをもつ登場人物たち。

 

 

 

映像化してほしいなぁ。アニメ化もいいけど、実写のほうが見てみたい気がする。
あ、アニメ化した折にはぜひ井口裕香姉さんに榊さんをやって欲しい!
直達くんは、花江夏樹さんとか。
泉谷さんは藩めぐみさん辺りで・・・(俺物語!の凛子のイメージ)
なんて。キャスト空想するのって楽しいよね。

 

 

 

最後に、タイトルについて読後の勝手な考察なんだけど、
水が海に向かって流れるのって
高いところから低いところへという真理だよね。
地形が変わったり、人工的に力を加えても、
水はそれに合わせて流れを変えて、最後はあるべきところ(海)に向かう。

 

この作品でもヒューマンドラマ的にいろんな出来事が起こるけど、
すべての現実と、すべての結果は自然であり、結末もこれが一番自然な形、
なんですよ、ってことなのかななんて。

 

 


このステイホームな年末年始に、おススメします!
ではでは。

 

 


他、マンガの感想系記事はこちら。
badなものは書きません。書きたくなったlikeなものだけ書いてます。

 
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