俺のメモランダム

文系大学―(卒業)→専門商社営業ー(退職)→建築系専門学生ー(卒業)→設計事務所勤務という人生を辿っているアラサーのブログ。流し読みで読める軽さを持ちながらも、考え方、情報、良かったモノやコトをうまく発信して見ている人の日常をちょっとだけ豊かにできるのを目指して書いてます。

5/1(日)前半 フェリーでアートの島、直島へ。家プロジェクト。

 

1 初うどん

 

朝ごはんは高松駅近くの『めりけんや』で。
行列ができてたし有名店なのかなと思ったが、
ここ東京にも出店してるチェーン店なんだね。あとで調べて気づいた(笑)
でも本場で食う事に意味があるのだ。

 

食券ではなく、注文してすぐできあがり、
好きなトッピングを載せる丸亀製麺スタイル。

 

肉うどん頼んだら、なぜか『かけですか?』
って聞かれて、細かい指定ができる感じかと思って、適当に『はい!』
って答えたらかけうどんが出てきた。聞き間違えられただけ。

 

まぁでもシンプルなかけうどんで良かったかも。
麺は思ったよりモチモチではなかったけど、
汁がめちゃくちゃ美味くて、
麺・揚げ玉・ネギ・おろし生姜すべてによく合う。
うどんにおいて重要なのは麺ではなく汁なのかもしれない。

 

2 初フェリー


ここで瀬戸内海の海と島々を初めて拝んだ。
山陽本線の車窓から、見たことはあったけど
目の前で見ると迫力が違う。

 

遠くの島ほど霞んでる感じがめちゃくちゃキレイで
自然の芸術だと思う。

 

ちなみに最終日までこの感動は続いて、
高台から海を見るたびに写真を撮り続けた(笑)


行き先ごとに建物が違う。
直島行きはすごい行列!

 

フェリー入船。水玉模様。

 

思ったよりデカイ!500人乗りだそうで、
全然揺れなくて酔わなかったどころか心地良くて寝てしまった。

 

1時間ほどで到着。
降りていくと船の最下層からは自家用車と一緒に乗った人たちが
ブンブン走り出していって、なんかすごい光景。
到着前に降りてった人がいて、なんだろうと思ったけど、
すぐ出られるよう車のエンジンかけて待機してたみたい。

 


3 赤かぼちゃとSANAAの建築

 

港では草間弥生さんの赤かぼちゃが出迎えてくれる。
歩きの人は、6~7割が船降りると吸い寄せられるようにかぼちゃに向かっていって、
すごい吸引力だった。

黒い模様だけだと思ってたけど、実際に穴があいてるところもあって、
中に入れるものだと初めて知った!

 

正面の『海の駅なおしま』はSANAA設計。
上部は平らな折板屋根、下部はコンクリート
それが境界が目立たないように広がっている。
写真だと広角すぎてわかりにくいけど、
中から見ても屋根と床の間からキレイに瀬戸内の島々が切り取られる。

 

カフェとチケット売り場。

 

構造壁は鏡面になっていて、フェリーから降りて歩いてきても
背後の島々が見える。これも面白い仕掛け。

 

4 宮浦港の周辺

 

荷物を今日の宿泊先であるやどセブンビーチに預ける。

中国人の元気なおばちゃんスタッフが出迎えてくれた。
ホテルよりも、こういうフレンドリーなとこが好きだ、ゲストハウス。


港周辺を散策。

 

レンタカーも水玉仕様。

 

・直島パヴィリオン

建築家の藤本壮介氏の作品。
蜃気楼の一種である『浮島現象』をイメージしたそう。
シンプルにかっこいいのと、中で子供が遊べるのも良い。
夜にはライトアップされてさらにかっこいいみたい。
(島に泊まったのに、知らなかったので行けず・・・)

 


・BUNRAKU PUPPET
ジョゼ・デ・ギマランイス氏の作品。
直島には『直島女文楽』という、女性たちが作り上げる
人形芝居があるようで、その人形の裾さばきから着想を得たそう。
こちらも夜にライトアップされて、中空部のネオンも光るそう。
見たかったー!

 


・宮浦ギャラリー六区
元々パチンコ屋だった建物を資料館にしたもの。
西沢大良氏の作品。
外壁はぱっと見ステンドグラス?と思いきや、ライターがずらり。

 

 

5 家プロジェクト@本村地区

 

自転車もすべて貸し出し中だったので、バスで移動。
直島観光は、アートが特に集積する本村地区内だけなら徒歩で十分だし、
GW期間中は主要なとこだけ停車する臨時バスも出てたので
移動に不便はしなかった。

 

『家プロジェクト』についてはリンクを貼っておきます。

benesse-artsite.jp


ほんとGWで混んでて、諦めたものもあったので
またいつか行くときのために残した、と考えておく。


農協の前で降りて、『本村ラウンジ&アーカイブ』で
家プロジェクトの共通チケット的なものを購入。
単体でも見られるけど、高くついちゃいそうなので。

 

・角屋 
水盤を使ったアート。
家のどまんなかに、急に水面が現れるのが幻想的。
写真だと見えないけど、光源は0~9の数字の形で、
ランダムに切り替わっている。
古民家と宇宙的なものが不思議なくらいマッチしててすごい。

 

護王神社 
神社の地下空間と、上部空間をガラスの階段で繋げた作品。
これも、ガラスが意外なほど神社とマッチしている。
あとガラスにすることで地下空間にもわずかに光が差し込んで幻想的。
地下空間は1度に4人までしか入れないルール。懐中電灯が渡されて、入っていく。
入口の通路がめちゃ狭で、肩幅のある人は半身じゃないと通れない。

 

 

・碁会所 
椿が散らしてある部屋と、散らしてない部屋が対比されている。
散らすことでどういう変化が起こるか、よくわかる。
庭に本物の椿があって、
子供が花を摘んで散らした世界線⇔散らさなかった世界線
みたいな想像もさせられて面白い作品だった。

 

 

 

6 ご飯と休憩とデザートと

 

お昼は『直島ごはん ゑびすかも』。

フレンチソースのかかった唐揚げが食べられる。
このソースが手が込んでて、複雑な味わいで美味しかった。
唐揚げ自体もごろっとしてて良き。
このほかに味噌汁とご飯つき。

 

唐揚げ食って暑くなったし、気温も結構高かったので港で涼むついでに
『直島キッチン148』でコーヒー。
テイクアウトもできるが、店内で海見ながら飲むのが最高。
タコライスが売りみたいなので、食事としてもいいかも。

 

ちなみに本村港の『直島港ターミナル』はSANAAの作品。
内部は木組みなんだけど外壁(と言う表現が適切かわからないくらいだけど)はモコモコ。
駐輪所と、休憩室が設置されている。

 

暑くてデザートも欲しくなったので『taco taco』でアイス。
丸いやつは『おいり』という香川の伝統菓子。
優しい味と淡い色で、幸せのお菓子と言われてるみたい。
溶けてなくなるような食感で、ひなあられの中が空洞になった感じかな?
こっち向いてるネコのクッキーがかわいいね。

 

長くなってきたので続く。