建築士試験の製図は資格学校に行ったほうがいい。その理由について
本日、製図試験の発表。めっちゃドキドキしたけど、
二級建築士になれそうです。嬉しい。
令和元年だし、なんか今までと違う採点になってたらどーしようとか
いろいろ不安だったけど、とりあえずよかった。
私は当初、学科も製図も独学で行こうと思ってて(専門学校行ったしね)
実際に学科は独学で受かったんだけど、
こと製図に関しては資格学校いくべき!!って思った。
これは学校&友人から話を聞いて、独学がいかに不利かに納得し、
それを裏付けるように周りの建築士の資格学校利用率が高いとわかった
(私の周りだと80%くらい)ためだ。
なので金銭的にはかなり無理したけど
(道具とか全部合わせると50万くらいだと思う・・・)、
利用することに決めた。
資格学校に対する当初の私のイメージとしては、
・営業しつこい!
・学費バカ高い!
があって、結果、
『合格率の高さをうたってるけど、怪しいんですけど・・・』
という感じだった。わりと巷でもこういうイメージよね?(笑)
で、資格学校ってなぜかイニシャルで会話に出てくるんだけど、
有名なのはこの3つ。
(簡単にわかるので調べてみてね)
S:
近年の合格実績が一番高いが、学費も一番高い。
N:
講義形式。ゆるい。比較的安い。
T:
しらん
私はSにした。その理由は以下の3つ。
☆良質な問題をたくさんこなせる、フィードバックがある
↑ここで過去問見ればわかるけど、建築士の問題って
A3の紙いっぱいに細かい字で条件が書いてある。
これ見てわかるように、
独学だと『問題作り』がそもそも困難なので
やるなら過去問くらいしかない。
練習用紙もどっかから取り寄せるしかないし、
結局どこがポイントなのかもよくわからない。
Sだとオリジナル課題に合計10個くらい取り組むことができて、
これは資格学校の中で一番多いらしい。
すべての課題には、歴代の受験生を殺してきたトラップが
ふんだんに盛り込まれている。
そしてむかつくくらい引っかかり続ける。
でもこれ、色んな毒に耐性をつけてもらってるというか。
真面目にやってればそのうち嫌でも慎重になるので、致命的なミスは減るし、
トラップに対して鼻が効くようになってくる。
あと自分が毎回毎回どこでミスるかわかるのもデカイ。
(自分の場合は面積違反が多かった)
ちなみに+15万円くらい払うともう数回スクーリングがふえて、
課題数もさらに多くやれるんだけど、私はコレは取ってない。
単純にお金なかったのもあるけど、
たぶん消化しきれないし、
レギュラーコースの分の課題数で十分だと思ったし、
その課題を完全に覚えるくらい消化したほうがいいなと。
そのくらいやれば応用力もつくだろうし。
☆比較対象がいる
クラスという『目安』があるから安心できる。
トップグループだと感じられれば本番でポカらない限り確実に合格と思えるし、
真ん中くらいなら、もうちょっと上行っとかないと安心できないとか、
下位ならこのままだと落ちるな・・・とか。
そのへん独学だとわからないからね。
一人きりで『だいぶやった』、『これならいける』、って思ってても
たぶん大部分のSの受講生の方がトレーニング量は積んでるかと(笑)
クラスにはいろんな人がいて、
毎週見てると、どの人が落ちそうかってなんとなくわかる。
(だいたい授業休む人か、宿題やってこない人)
そういう人を反面教師にできるのと、
どのクラスにも不思議と
・罠への対応力
・エスキスのうまさ
・作図スピード
・正確さ
・表現のうまさ
が抜群なスーパーマンってのはいるもんで、
そういう人と仲良くなってライバル視してみたり、
コツを盗んだり、盗めないなら聞いたりしてたんだけど、
それですごく実力伸びた感じがした。
☆ある程度の強制力が働く
宿題は基本的に次の課題の予習+前回の復習。
予習に関しては、やっているものとして
次の授業を進められるのでスピードについていけなくなる可能性がある。
宿題の量がエグイってのは噂で聞いてたけど、
予習の部分だけならそこまでの量じゃないかな?
量を理由に敬遠してる人はそんな怖がらなくてもよいと思う。
やってこなくても説教されるわけじゃないし。
まぁ落ちると思うけど(笑)
でも宿題に関してはうるさく言われるし、
授業でうまくいかないと悔しくて宿題もわりとやる気になるから、
ある程度強制的に取り組むようになる。
そんなとこですかね。
というわけで
今年独学でダメだった人、
(Sの回しものじゃないけど)NやTでダメだった人、
来年そうしようか迷ってる人
参考にしてください。
にしても、もし落ちてたらこの記事は存在しないだろうなーって・・・(笑)