初めて大河ドラマを1年通して観た感想。
今までいろいろとドラマを見てきたわけだけど、
なんか違うテイストのものも見てみたいなーと思い。
数週間見てたら、めちゃくちゃ面白くて最後まで夢中で見続けてしまった。
今年は、『おんな城主直虎』、主演は柴咲コウさん。
舞台は静岡。自分も去年、短い間だけど仕事で赴任していたので、
タイミングいいなぁと(笑)
井伊家が治める井伊谷という場所が舞台で、
正直例年の大河と比べると、あまり有名でない場所。
井伊谷は、一言で言えば弱小なんだけど、
だからこそ、生き抜き方とか、危機の切り抜け方が
バラエティに富んでいて毎度楽しめた。
時代は戦国時代。
その中で井伊は、常に優勢な方や、自分達にメリットがある方を正確に見抜いてそちらに付く、
という方法で存続していく。
計画を実行する際にも、権力があるものと衝突しないよう、本音と建て前を使い分けたり、
いかに角が立たないように動くかを考えてたり。
争いや戦をいかに避けるか、という戦いをするのがとても面白かった。
で、戦略を練る時には囲碁を打つってのがこの作品ではお決まりで、
囲碁シーンがたびたび出てくるんだけど、
それがのちのち深い感動を運んでくるんですよ・・・
その演出がとてもよかった。
キャストのみなさんの演技も素晴らしかった。
個人的に好きなのは政次と万千代と方久。
3人ともタイプ違うけどw
史実は曲げられないから、大河ドラマってある意味『ネタバレ』してる状態ではあるんだけど、
オリジナルドラマやオリジナルアニメとは違って、
史実に至るまでの過程の作りこみで
ここまで面白くなるのってすげーな、と思った。
来年の『西郷どん』とは時代が違うからなんとも言えないけど、
去年の『真田丸』と『おんな城主直虎』は、
終盤あたりで真田丸で描かれた時代と重なってくるので
そのときの真田丸のシーンが浮かんでくるのが面白かったらしい。
(と、Twitterでフォローしてるファンの人が言ってました(笑))
大河ドラマって、数年見れば、歴史のつながりがわかってくると思う。
もし小さい頃から大河ドラマに親しんでたら、もっと歴史の授業とかもっと楽しく受けられたかもしれないな、
と思いました(笑)