俺のメモランダム

文系大学―(卒業)→専門商社営業ー(退職)→建築系専門学生ー(卒業)→設計事務所勤務という人生を辿っているアラサーのブログ。流し読みで読める軽さを持ちながらも、考え方、情報、良かったモノやコトをうまく発信して見ている人の日常をちょっとだけ豊かにできるのを目指して書いてます。

5/2(日) 会津の王道観光スポット。喜多方ラーメン。酒蔵見学。

おはようございます。
8時半ころ起床。

 

ゲストハウスあるあるで、
このくらいの時間だとオーナーさん起きてなくて、
受付とかせず出ていくパターンが多いのだけど、

 

歯を磨きに降りると
もう洗い物をされていました。

 

予報では雨だったけど、実際は晴れ。
昨日いろいろ情報収集したので部屋に戻り、

シーツを返却カゴに入れて、荷物をもってさようなら。

 

【目次】

 


白虎隊の最期の記憶

 

まず向かったのが、飯森山!

 

飯盛山のみどころ | 公式サイト | 会津若松市飯盛山は白虎隊のお墓すぐのお土産店です! 

 

宿は市内の中心の繁華街にあったが車なら5分足らず。
ただ歩くと結構距離がありそうだったので、やはり車は助かる。

 

ふもとの土産屋さんが駐車場を開放してくれていたので
停めさせていただく。

 

ここは戊辰戦争時、16~19歳くらいの若者で構成された『白虎隊』が、
自刃した地。

 

山だけあって、入口から階段がすごい!!

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右に見えるのは動く歩道。(有料)

 

年配や足の弱い方は楽だけど、
なぜか最後の十数段は階段を上らされるので注意。

 

上がりきった、開けた場所が霊場になっている。
左にいくと白虎隊十九士のお墓がある。

 

霊場にはイタリア・ドイツからも立派な祈念碑が送られていた。

 

階段上がって右へ進むと自刃したと伝わる場所。
彼らはここで、燃え盛る会津城下を見て、死を決めたらしい。
幕末ってまだ150年くらい前の話で、遠い昔ではないというのが
また生生しさを感じる。
時を越えて、視点がシンクロした感じがあった。

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いにしえのビックリ建築物

 

霊場から少し階段を下りて右に進むと、
『さざえ堂』と呼ばれる建物がある。

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ここは専門学校の授業で取り上げられ、個人的に絶対見たかった。

 

『2重らせん構造』という、螺旋階段(ここの場合は階段でなくスロープ)を2つ重ねて、

一方通行で最初から最後まで廻れるようになっている。

らせん構造なら、頂上までいったら同じ道を引き返すんだけど、そのまま進める。

頂上の写真↓奥に道が続いている。

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何がすごいかというと、木造というところだと思う。海外ではらせん階段は石でできてるけど、この塔は木材を一本一本加工、組んで作られている。

 

となると加工技術が必要なわけで、

普通の建物は四角形、それも直角の集合で作ることが多いんだけど
角直角ではないもんだから角度のオンパレード、さらに傾斜もつく。
現代ならば機械で計算するようなところだが、このやっかいな形状をすべて人力で計算。

 

さらに、接合部の刻みはもちろん機械でなく手作業。

計算できた上で、ここの技術が無いと組みあがらないわけですよね。

 

こんな芸当がなんと220年前に行われて、
現在まで現存しているのって奇跡だと思う。

 

当時の大工のレベルの高さがよくわかる。

 

構造やら建築的なことメインに解説している良記事があったので載せておきます。

intojapanwaraku.com

 


シンボルの城は博物館として活躍中

 

次に行ったのが会津を代表するお城である鶴ヶ城
南駐車場からアクセスした。
お堀の上の橋を渡り、石垣の間を抜けると広場になっている。

 

昔はここに城の関係者用の建物がずらっと並んでいたらしい。

 

城は戊辰戦争後には放置され廃墟となったため、一度取り壊され、
昭和の時代に鉄筋コンクリート造で建て直された。

 

石垣の間からエントリー。

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中は博物館になっている。
1層~4層まで時計回りに上りながら、城や会津の歴史などの展示を見られる。

 

鶴ヶ城はこんなに城主が変わったみたい。

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会津の国の範囲もコロコロ変わってて、
やっぱ日本海と太平洋と東北と関東の交わる、
交通の要衝だったのかなー。

 

テーマごとに詳しい展示がされていてすごく工夫を感じた。
会津ゆかりの人々』というところが面白かったなぁ。

 

新島八重さんももちろんいて、
大河ドラマ綾瀬はるかのイメージだったけど
肖像はなんか肝っ玉母ちゃんみたいな雰囲気でした(笑)

 

今までの順路で、一通り歴史を知ったうえで展望台から見下ろす街は一層ロマンを感じた。

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同じチケットで、敷地内に残る茶室も見られるので行ってきた。

 

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いやー、ほんと、晴れてて気持ちいい。

 

 

日本三大ラーメンを食べにいくも・・・

 

会津若松市から喜多方市までは車で40分くらい。
途中、またも雨に降られてしまった。
喜多方市はふつうの町なんだけど、『ラーメン屋』で検索すると
びっしり出てくる!さすが!

 

というわけで昨夜オーナーから入手した美味しいと評判の店をローラーしていったんだけど、
なんと、全部が全部、すごい行列・・・。
※リンクはすべて食べログのページ

 

・食堂なまえ

tabelog.com

 

・まこと食堂

tabelog.com

 

・くるくる軒

tabelog.com

 

・坂内 本店

tabelog.com


こんだけ情報持っとけばいけるだろ、と思っていましたが、予想以上でした。

 

思えば喜多方市に着いたのが12時過ぎ。
完全にランチタイムだったのでちょっとずらすべきだったね。

 

ラーメンをあきらめない!

しかし!切り札があった。喜多方市の店ではなく、
会津若松の中心からちょっと外れた位置にあるお店。

 

・十文字屋

tabelog.com

 

へ向かった。


十文字屋は駐車場も店のキャパも多かったし、
この時点で13時を過ぎてきたので、なんとか入れた!

 

磐梯カツ丼(ミニ)と喜多方ラーメンのセットにしたんだけど、

 

カツ丼、このミニとは思えない量を見て欲しい。

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例によって1口食べててすいません!いつも食べてから気づくんです(笑)

Nintendo switchのジョイコンみたいな形に切られてるけど、
1枚1枚がジョイコンより大きいくらいでしたw

 

味付けは甘辛なタレと、切りたてのキャベツの甘味と、地元のお米の甘味が合わさって
すごく食べやすくて一瞬だった。

 

すぐに喜多方ラーメンも到着。

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スープはあっさり醤油豚骨なんだけど、煮干しの味がガッツリ効いてる。
太めのちぢれ麺との相性が抜群でした。

具も、東京の洒落たラーメン屋みたいな感じではないけど、ひとつひとつ美味しくて
スープとよく合ってて、負けてないなって思った。

 

結果的には、ここで大正解!

 


昔からの酒蔵でお茶&中を見学

 

末廣酒造/嘉永

www.aizukanko.com

会津若松観光ナビより】

 

全然知らなかったんだけど、宿のオーナーにおすすめされて、行ってみることに。
今はメインの生産ラインは別の工場であり、
ここはオーダーメイドの高級品を少量、作っているとのこと。
プレミア・・・いつかここでオーダーしてお酒飲む、みたいな事をしてみたい。

 

外観は昔の蔵って感じ。まぁ実際にそうなんだけど、
街中で見る蔵とはスケールが違う。めちゃ天井が高い。
小屋組がすごい高い位置にある!

 

1時間毎に、見学ツアーが催される。
(所要時間は30分程度)

 

麹や酵母を扱っているだけに、人数制限は厳しく、先着10人。

 

到着したのが14時過ぎで、ちょうどツアーが始まったタイミングだったため
次の15時の会に名前を書いたが、もうすでに私で8人目とかだったので
1時間くらい待つと思ったほうがいい。

 

そんな人のために(?)カフェが併設されているので利用。

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日本酒が入ったケーキが看板メニューぽかったんだけど、
車だったから普通に洋梨ケーキにしました。
食べたかった・・・

 


15時になりツアー開始!

 

嘉永倉について
酒米について
・製造工程について

 

まずは説明がある。日本酒はうめぇうめぇ言って飲んでるけど
作り方よく知らなかったので、とてもよい機会だった。

 

大吟醸と、吟醸の違い、説明できますか?


そのあと

・伝統的な作り方についてと、実際に使われていた道具や
 製造風景の写真

 

を見て、

 

・古酒貯蔵庫の見学

をした。何十年も静かな薄暗い倉で眠る酒って
歴史の重みを感じます。古酒飲んでみたいな。


・貴重な物品の展示

が最後にある。
このあと記念館に行くんだけど、野口英世の恩師の娘が嫁いだという縁が
この末廣酒造さんにはあり、
海外で活躍した英世は、最初で最後の帰国の際に
末廣酒造に立ち寄った。その際の写真が置いてあった。これは貴重だ・・・!

 

他にも凄いものがたくさんあった。

 

長くなったのでここまで!