俺のメモランダム

文系大学―(卒業)→専門商社営業ー(退職)→建築系専門学生ー(卒業)→設計事務所勤務という人生を辿っているアラサーのブログ。流し読みで読める軽さを持ちながらも、考え方、情報、良かったモノやコトをうまく発信して見ている人の日常をちょっとだけ豊かにできるのを目指して書いてます。

宇宙でサバイバル旅行するSF! 彼方のアストラ/篠原健太

全5巻、読破しました。

 

高校生たちがキャンプ中に色々あって宇宙空間に放り出されてしまい、
サバイバルしながら帰還を目指すというストーリー。

 

作者はSKET DANCEの人で、
中学くらいの頃にジャンプで連載されててめっちゃ好きだったので借りてみた。

 

当時ボーボボとかミスフルとか割と流行ってたなぁ。
ああいうアクの強いギャグも好きだけど、
SKET DANCEはもうちょっとほんわかした感じでそういう感じも好き(笑)

 

 


この作品の舞台は未来であり、宇宙なんだけど
雰囲気はスケット団の部室そのまんまな感じw

 

最初は正直微妙かもなぁと思ってた。
ギャグは面白いけど、
結局この人たちなんのために冒険してんの?とか、
色んな惑星出てくるけどそのうち飽きるだろなー、とか思ったり。

 

でも3巻の最後の『引き』あたりをきっかけに世界の謎がわかってきてから
急激に面白くなってきて、
最後まで読み終えた今では伏線とかを意識して
もう一度読み返したくてたまらない気持ち(笑)

 

全編通して、冷静に考えるとかなりシリアスな状況なんだけど
登場人物がキャンプの延長みたく意外とみんな楽しんでるのが新鮮。
でもこういうのも少年漫画って感じでイイなって思った。

 

 


ちなみに読み始めた時に5巻で完結するのは知らなかったんだけど、
この作品、5巻だけやたら分厚いんだよね。
前にピアノの森の最終巻がやたら分厚いのを見たので、
あーこれで最終巻かもなーなんてちょっと思ってた。
そんで5巻読んでる途中で、『あ、これはこの巻で完結するな』
って薄々感づいた(笑)

 

だから5巻読みながら『この修学旅行みたいな空気感ももうすぐ終わりかー』
って思って愛おしくなるという謎の感情に(笑)。

 

でもほんと、結末を知った上で、もう一度噛み締めて読みたくなる漫画だと思う!

 

作品の中で、冒険を通して世界の真実を知る、みたいな事が起きていくんだけど、
これ実際あると思います。
というか裏テーマとして、そういう意図もあったのかもな、なんて深読みしてみたり。
何事も、行動してみると当初の目的以外の収穫って多いですよね。

 

 

まぁそんな御託はおいといて。

 

 

 


登場人物たちはたまたま宇宙空間に飛ばされて出会ったメンバーなんだけど、
そんな非常事態の中でなんだかんだ協力的で仲よしなのも新鮮。
まぁもちろん色々起きるんだけどね。

 

読み進んでいってメンバーそれぞれのつながりとか明らかになってくると、
ストーリーがめちゃくちゃ練られてるのがわかって、
作者すげえわって心から思った。

 

ちなみに私はアリエスちゃんとシャルス君が好きです。

 

理由とかも色々書きたいけど、
この記事はネタバレ無しで考えてるのでこの辺にしとく(笑)

 

 

 

最後の作者コメントで書いてあったけど、
ほんとSKET DANCEと全く逆方向の作品に挑戦された感あってすごいなと思うし、

 

自分はSFというジャンルにいまいちハマれなかったんだけど、
これはハマったので篠原先生改めて好きだと思った。また新作出たら読みたい!