俺のメモランダム

文系大学―(卒業)→専門商社営業ー(退職)→建築系専門学生ー(卒業)→設計事務所勤務という人生を辿っているアラサーのブログ。流し読みで読める軽さを持ちながらも、考え方、情報、良かったモノやコトをうまく発信して見ている人の日常をちょっとだけ豊かにできるのを目指して書いてます。

3/8(金) カンクンから南へ。ハプニングオブザイヤー有力候補、爆誕。

今日行くのは、

 

☆ドスオホス(セノーテの名前。)
→セノーテとは、透明度の高い水がたまった縦型の
洞窟みたいなもの。

 

フォートラベルのリンク↓↓

4travel.jp

 

トゥルム遺跡

トリップアドバイザーのリンク↓↓

www.tripadvisor.jp


・・・ですが、記事タイトル、そして下の目次が非常に不穏な感じなので←
だいたい何が起きたかはわかると思います。
結論から言うと、この2つには行けませんでした(笑)
ではどうぞ。

 

 

目次

 

 

1. 交通手段について

 

カンクンからはユカタン半島の東の海沿いを南下していく感じ。

Playa(プラヤ)Expressという会社を利用。

 

乗り場:
カンクンでの発着場はADOバスターミナルの向かいあたりにある。

参考地図↓↓


所要時間:
カンクン ― プラヤ・デル・カルメン(乗継)
→およそ1時間。

 

プラヤ・デル・カルメン ― トゥルム
→地図上だと同じくらいの距離なのでたぶん1時間。

 

=合わせて2時間程度かと思う。

 

※ドスオホスはトゥルムからタクシー等で行く

 


費用:
確か60ペソ程度。激安。

 


バス内は寒くなかったけど、彼女いわく
別の会社のバスは寒かったらしいので可能なら
羽織り物を持っておくと安心かもしれない。

 

 

2. 悲劇発生

 

プラヤデルカルメンの乗り継ぎは数十m程度。

 

で、乗り換えたバスが満員。
床に座り、出発。しばらくして、ある事に気づいてしまう。

 

持ち運び用のショルダーバッグがない・・・
あの中にパスポート入ってる・・・

 

乗り換える前のバスで、肩から外して座席に置いて、
そのまま・・・置き忘れた・・・

 


3. 初動

 

幸運にも彼女がメキシコのSIMカードを持っており、

バス内からでも電話できたので、在メキシコ日本大使館にTEL。

 

色々必要なことを言われたが、
結局はカンクンに大使館がないので、
パスポートを再発行し、交付を受けるため
首都メキシコシティに行く必要があるとのこと。

 

カンクンメキシコシティの距離、1280km・・・
(目安出すと、東京—福岡で880km)

 

治安も悪いと聞いている・・・
(一部エリアだけだと思うけど)

 

ってか帰りの飛行機、確実に間に合わないので、取り直し・・・
(早割が効いてる便だからキャンセルするとお金戻らない)

 

ショックで話が全然入ってきませんでした。

 


この日が金曜日で、今日中に対応しないと
土日は大使館が閉まってしまい長引いてしまうので観光は中止。

 

バスの運転手に事情を話し、途中下車。
逆方面のバスに乗り替えてプラヤデルカルメンにとんぼ帰り。

 


3. バス会社の発着場に、無いか確認

 

プラヤデルカルメンに戻って、
プラヤエクスプレスの発着場へ。

 

当然だがたくさんのバスが運行しているのでさっきのバスはもういない。

係の人に確認したが見てないとのこと。
とりあえず、バスが入って来るたびに乗っていた座席をチェックさせてもらった。

 

しばらく続けたが、見つからないので
見つかった時の連絡先として係員さんに彼女の電話番号を渡す。

 

 


4. 警察署で紛失証明書を入手

 

大使館の人いわく、
紛失証明書を持っておかないと不法滞在者扱いとなってしまうとの事なので、
最寄りの警察署へ向かう。

 


タクシーを捕まえ、警察署までと伝える。
運転手はどう思ったのだろう。
死んだ目をした人間が、警察署に行ってくれというんだもの。

 


街の中心から意外なほど離れてた。
交渉もしてないしボられても仕方ないと覚悟していたけど、
降車時、運転手さんは運賃表みたいなのを見つつ
正規料金っぽいものを伝えてきた。
色々察してくれたのかも・・・ありがとう。

 

プラヤデルカルメン最寄りの警察署はコチラ。
(この情報、使う人いるか微妙だけどw)↓↓


けれど、パスポート紛失の場合の入口はまた別にあるらしい。
広い警察署をぐるっと回る必要がある。
歩いて向かおうとしたら、しつこく声をかけてくるタクシーが。

 

ちょっとイラっとしてそっちを見ると、さっきの運転手。
その場所まで無料で連れてってくれるらしい。
やさしい。。。


ラテンの国メキシコでも警察署はやはり独特のオーラがある。

 

窓口に着くと現地の人でいっぱい。
15人くらい待ってたかな。

 

事情を話そうにも窓口の女性がスペイン語しか話せず。
そしたら前にいた人が英語ができ、通訳してくれた。
この人も優しい。

 

申請料は300ペソくらいかかった。
隣のコピー機で日本の身分証明書として、免許証のコピーを取った。

 

大使館に言われていたので、イミグレーションカードも一緒に無くしたと
忘れずに伝えた。

 

30分ほど待つと番号が呼ばれ、取り調べ室的な場所へ案内された。


私と、彼女が入っていくと床に座っていた男性も一緒に入ってきた。
なんで?と思ったけど、彼は立ち会い人をしてくれるという。
彼もまた、書記官の女性のスペイン語を英語に翻訳してくれた。

 

自分もそんな英語ペラペラじゃないので、彼女もフォローしてくれた。
みんな優しい、自分はホントに運がいい。


しばらくタイピングしてた書記官さんだったが、話を聞いたものを文字に起こし、
顛末書みたいなやつに仕上げていたようで、印刷して渡してくれた。

そこに私と立会人の男性がサイン。

 

『この者はこれこれこういう理由で
パスポート・イミグレーションカードを所持しておりませんが、
不法滞在者ではないことを警察として証明します』

 

みたいな内容だった。
正直、めちゃくちゃレアなものをもらったと思うw

 

 


5. 街に帰り、昼食

 

書面をもらった後、立ち会ってくれた人が
プラヤデルカルメン中心街まで車で乗せていってくれた。
車中、メキシコシティは北のほうの治安がよくないとか、地下鉄は用心して乗れとか、
観光客がいくエリアは安全だとか、色々教えてくれた。


とうてい昼飯を探すテンションではなくて、
その辺のイタリアンに適当に入った。

 

そしたらその店が大当たり。
ボロボロだった心に沁み渡った。
できればもっといい気分で食べたかった。

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6. 国際電話用にSkypeクレジットに入金

 

パスタ屋のWifiで『Skypeクレジット』に600円分入金。

 

これを使うとSIMカードを持っていなくても、
Wifi環境下であれば国際電話含め、電話ができる。

 

国際電話って高いイメージだけど、これは安い。
通算10分くらいは通話したと思うんだけど、150円くらいしか
減らなかった。

 

入金分がなくなったら自動的に切れるので使いすぎる心配もない。

 

 

7. 保険会社に電話

 

携行品損害の保険に入っていたので、
ダメ元で移動費とか保険で降りないか確認してみたんだけど、やはりダメ。

 

窃盗でなく紛失なので、
保険は効かず全部自分持ち。

 

 

8. プラヤデルカルメンを観光

 

とりあえず浜辺を歩こうとなり、海に抜ける道を歩いてたら野生のイグアナが。
トゥルム遺跡にたくさんいると聞いててワクワクしてたんだけど行けなくなって、
でもまさか街中で出会う事ができるとは。これも運が良かった。

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海でしばしぼーっとしていた。
プラヤデルカルメンは最近発展してきた観光地で、
海は綺麗だったけど、カンクンにも増して海藻が多く、
磯の匂いが強かった。

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ここは街が明るい雰囲気でにぎやかなので、
海よりも街歩きのほうが楽しいかも。

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9. SIMカードを契約

 

彼女はメキシコシティには来られないので、
Wifiがない場所からでも連絡でき、
場合によっては電話を受ける手段があったほうがいいということで、

自分でもtelcelというメキシコの電話会社のショップで契約。

 

今回契約したのは、こちらの記事↓↓

soudamexico.blogspot.com

 

この中の上の表で200ペソになっているやつだと思う。
30日の間、メキシコ国内の通話やSMSが無制限、1ギガバイト分の通信が可能なもの。

 

 

10. もう一度大使館に詳細を聞く

 

冷静になり、コンビニでもう一度大使館に電話。
幸いにもスマホと財布はポケットに入れていて無事だったので、
彼女にペンを借り、レシートの裏にメモを取りながら
必要な事を詳しく聞いた。
そしてカンクンに帰る。

 


11. 親に戸籍謄本を依頼する

 

宿で親に電話。すごい剣幕でキレられたw
このときメキシコが金曜の夜、日本は土曜の朝。

 

戸籍謄本が取れないとパスポートの再発行が1日延び、
帰国日も伸びてしまう。

 

土曜なので無理かなーと思っていたが私の住む自治体は
午前中だけ窓口が開いており取れたみたいで、すぐ写真が送られてきた。

 

 

12. 今後の予定を立て、飛行機を取る

 

メキシコ大使館の領事部にメールを送り、
月曜日にパスポート再発行、
火曜日に受取、
水曜日の便で帰国

→余裕をもって金曜日着

 

という予定が見えたので、メキシコシティ行きの飛行機を予約。
治安を考慮するとホテル行くまでになんかあると嫌なので、
夜遅い到着は避けて探した。
運よく格安の夕方着便に空席が出てたのでブッキング。
15000円だった。

 


13. 最後に仕事を休む連絡

 

金曜日に帰れるか微妙なので、さっき入金したSkypeクレジットを使って
国際電話でバイト先に金曜の休みの連絡を入れる(笑)
非通知でかかったようで、びっくりしてた。すいません・・・w


これでひとまずできる事は終了。
今まで海外旅行で大きなトラブルがなく、
気が緩んでいたと思う。

 

この出来事に関しては、手続きの流れ、防止策など
別の記事でまとめて書こうと思う。

 

つづく。