俺のメモランダム

文系大学―(卒業)→専門商社営業ー(退職)→建築系専門学生ー(卒業)→設計事務所勤務という人生を辿っているアラサーのブログ。流し読みで読める軽さを持ちながらも、考え方、情報、良かったモノやコトをうまく発信して見ている人の日常をちょっとだけ豊かにできるのを目指して書いてます。

建築の専門学校について。(1年半が経過した今の状況でのレポート)

中央工学校・建築設計科(昼)に入学して早1年半。
4分の3が終わろうとしている。
ここらで現在の状況やら心境なりをしたためておこうと思う。


目次

 

 

ちなみにフレッシュな頃に書いた記事がコチラ。

 

yutastation.hatenablog.com

 

 

 

1.専門学校に対して抱いていた幻想と現実


まず最初に私の恥ずかしい勘違いをさらそうと思う。それは

『専門学校を卒業した人間はプロである』

ということ。

 


専門学校に行かずに働き始める、とか、
ハローワークがあっせんする職業訓練校に行く、
という選択肢がある中で、

 

高い学費払って専門を選ぶという人達は一味違う。
大学で青春してるやつらとも違う。
ゆえに
卒業すれば即戦力になっている、みたいな
『幻想』を抱いていた。

 

何においてもそうだけど、
学校出た段階でめちゃくちゃ技術レベルが高くても
基本、知名度は皆無だ。

 

そこからいかにして実績を積み上げ、名を売っていくのか、
というのが超難しくて、
それができて初めて名実ともにプロになるのだろう。


クソ!俺の頭の中はとんだお花畑だった!


でも一通り知識をさらった上で実務やって、
感じたギャップを修正していくのと、

 

知識ゼロでスタートし、指示内容の意味もわからず
実践し続けるのとでは雲泥の差だと思うので、

 

専門行って必死に学ぶっていう自分の選択は間違ってなかったと、、、信じている(笑)

 

 

 

2.クラスの雰囲気

 

ガチで取り組んでる人、そこそこにやってる人、全然やらない人
に分かれている。

 

比率は2:6:2くらい。これは働きアリの法則というらしく、
どんな組織にも当てはまる真理らしい(笑)

 

とにかくやってる人とやってない人の差が激しい。

 

あくまで上位2割の人だけみれば、やる気が非常にあり、
自分もそのメンバー達の中で競いながらいい刺激を受けているので
とても助かっている。

 

ま、脱サラして自費で学費払った上で
上位2割にも入らずグダグダしてたら
それはそれで(ある意味)すごいけど。

 

ちなみに、全然やる気ありません、って人の比率は
大学に比べれば低い感じ。
課題に取り組ませる強制力が強いからかねぇ。

 

ほんと、だらけた雰囲気じゃなくてよかった。

 

 

 

3.進路について

 

上位2割の進路は、設計事務所と進学が多くほとんどが設計職志望。

 

で、うちの建築設計科のボリュームゾーンの進路的には、
工務店や施工会社が多くて、施工管理職になる人が多いかな。

 

大学はどうなんだろ?

 

ちまみに今の段階で進路が決まってるのはクラスの約半分。
これ自分的にちょっと意外。もっと決まってるもんだと思ってた。
あと思ってたより担任の先生も就職・就職うるさく言わない。
まぁ決まってない人とは個別面談とかしてるかもだけど。

 

 

 

4.図書館使えるのは大きなメリット!

 

理由
・建築雑誌はまとまっておいてある場所が少ない
・90年代くらいからのアーカイブがそろってる

 

大学時代も思ってたけど、専門書って高いからあまり買いたくないし、
その辺の本屋で見つからないから立ち読みもできない。

 

課題が多いとはいってもやはり学生は社会人より時間があるので
定期的に本で学ぶ習慣がつく。

 

設計課題に取り組むうえで、図書館で新建築とか
海外の建築家の作品集とか読みふけってたことが
すごくためになっているように思う。

 

 

 

5.作品を読み取る力

 

1年の途中くらいから、良いか悪いか
(設計のセンスが、というよりは製図のルールを押さえているか)
くらいはわかるようになったが、

 

最近は同じくらいのレベルの人の設計を見て『個性』みたいなのを
感じ取れるようになった。

 

空間の作り方ってやっぱ人によって違うんだねぇ。

 

敷地とか諸々同じ条件でもここまで違うのかって思える。
だからこそ建築って奥が深いんだろうなぁ。

 

 

 

6.二級建築士/学科試験への手ごたえ

 

計画・法規・構造・施工の4分野を
さらに細分化したような内容で授業を受けている。

 

覚えては忘れ、を繰り返してるけど
一度やった内容が別の授業で出てきて、また思い出して、
みたいなのを繰り返す中で少しづつ知識が定着してきたように思う。

 

記念受験みたいな人を除けば大した倍率じゃないから
独学でもいける、なんて説があるけど、
個人的には範囲が広すぎて独学でやってたら途中で投げてたと思うw

 

 

7.同/製図試験への手ごたえ

 

これは余裕で合格できるレベルになるだろとは思っていたが
意外と手書きの授業が少ない(まぁ実務はほぼCADだし・・・。)

 

試験で出る構造形式は年ごとに木造・木造・RCの順でループしていて、
自分たちは木造なんだけど、1年の前期以来まったく触れてないしね・・・

 

何より製図試験を受ける人ってのは学科を突破してきてるわけだから、
記念受験なんてないだろうし、合格率は約50%だけど学科より不安かもしれん。

 

 

 

あーあ、早く稼ぎたいけど、学生まだやってたいなァ!!
(支離滅裂な思考・発言)