俺のメモランダム

文系大学―(卒業)→専門商社営業ー(退職)→建築系専門学生ー(卒業)→設計事務所勤務という人生を辿っているアラサーのブログ。流し読みで読める軽さを持ちながらも、考え方、情報、良かったモノやコトをうまく発信して見ている人の日常をちょっとだけ豊かにできるのを目指して書いてます。

卒業設計の課題発表(平面詳細図・前編)

はるか昔(笑)、

 

yutastation.hatenablog.com

 
の時に描いたもの。


1枚以上描くというルールだったのだけど、
この時は頑張って、なんと4枚描きました・・・
というわけで2枚ずつに分けて紹介します。


前回は店舗兼住宅ということで規模もそこまでではなく、
全体が入ったわけだが、今回は入りきらないので
各図面にキープランを載せ、ハッチングで範囲を明示した。
キープラン有能すぎ。

 

目次

 

 

【1枚目】

 

1.この部分を選んだ理由

・遊歩道からよく見える部分で
ファサードといえばファサード(←どっちだよ)だから。


・縦動線が面白いと思ったから。

→という思惑だったんだけど、出来上がって感じたのは、
なんかのっぺりしてるなという事(笑)

 

まぁ間仕切りが少ない空間だから仕方がないか。
実際のまま書いてるわけだし、これが事実ということですな。
それだけ広々してるってことです←

 


2.見せたかったポイント


・内と外の境界の関係性
・棟と棟の関係性

 


3.RC打ち放しの壁表現に関して

 

前回はS造だったが今回はRC造で、
打ち放し仕上なので壁の表記は結構シンプル。

 

言うことといえば、外に面する部分(雨が掛かる部分)に、
点線で『増し打ち』を表現しているくらいかな。

 

増し打ちに関しては矩計図のときに触れた通り。

yutastation.hatenablog.com

 

 

【2枚目】

 

1.レイアウトに関して


右と左に図面、真ん中にキープランという構成。
3階の2つの棟をそれぞれすべて描きたかったのでこうした。

 

実際は角度がついてるので、北を上にすると入らないため、
方位のマークの方をずらすことでこの配置を実現。

 


2.この部分(2つのレイアウト含め)を選んだ理由

 

・ホテル棟は似たような部屋が連続するため、その感じを現したかった。
・レセプションは3F部分では代表となる棟のため、入れたかった。
・2つとも同じ大きさということを暗に表現したかった。

 

 

3.『抱き納まり』の建具

 

なるべく『枠が見えない』納まりのこと。
枠が見えないと一般的にスッキリしていて、野暮ったくならない。

これを好む建築家も多い。


・窓(すべて):
外側のコンクリートを少しだけふかすことで、
外から枠が見えないようになった。
窓に関してはホテル棟、管理棟ともに同じような形状で統一した。
見た目は立面図を見てね。

yutastation.hatenablog.com

 

・ホテル客室入口の片開きドア:
枠をコンクリートにビス止めしてるようなイメージ。
(詳しくはちょっと忘れました)
繰り返しますが、目的は『スッキリ納める』こと!

 


抱き納まりに関しては講師の先生に提案してもらった。
非常に細かく教えていただいて、感謝。
なんとなくこの建具カッコイイな、と感じていた時の
その秘密が少しわかった気がした。

 

 

4.その他


・レセプション入口の自動ドア:
内側に挟まれ防止の柵がついてるようなイメージのを見つけて、
それを想像力MAX働かせて描いた。面白かった←

 


5 .寸法の振り方


・トイレの便器、手洗い器のそれぞれ中心から中心までの間隔
・各部屋の内法寸法

などなど。大変だったけどルールが学べた。

 


To be continued....