俺のメモランダム

文系大学―(卒業)→専門商社営業ー(退職)→建築系専門学生ー(卒業)→設計事務所勤務という人生を辿っているアラサーのブログ。流し読みで読める軽さを持ちながらも、考え方、情報、良かったモノやコトをうまく発信して見ている人の日常をちょっとだけ豊かにできるのを目指して書いてます。

政治×学園が新鮮! 漫画『帝一の國』 感想。

全14巻。

超エリート校、海帝高校に入学した赤場帝一が、
生徒会長を目指す物語。

 

え?それだけ?と思うかもしれないが、海帝の生徒会長は
東都大学(東大的なもの)への入学が約束され、政治家の中にも海帝の『会長閥』が
あるくらいの影響力があるので、選挙は熾烈を極めるのだ。


作品の雰囲気としては、時代設定が昭和ということもあり、
ちょっと昔な感じというか、バンカラな感じ。

 


生徒会長になるためのバトルといっても、選挙だから結局は投票でしょ?と思うかもしれない。
確かにその通りなんだけど、票固めのために(実際には殺さないけど)
殺し合いのごとく立ち回るのが新鮮。

 


周りを巻き込む影響力のあるやつを取り込むために、
上級生に対しては犬になり、下級生には自分の派閥に引き込むためのアピールをしたり・・・
そんな中でいろんなハプニングが起こる。

 

 

裏金、裏工作、なんでもあり。
親や教師陣など大人たちも巻き込んだり・・・(笑)

 

そういうのを問題にしない海帝高校、ヤバいだろって思うけど、
やはりそれに不満を持ってる人々が出てきて、ルールを変えようと奮闘したり。

 

 

帝一が一年生の頃ももちろんだけど、
下級生が入ってきてからさらに面白くなる。
一つ下の代がほんと個性的だから(笑)

 

 

あと、各巻の最後で主要人物のルーツがわかるサブストーリーが入っていて、
ここがあることで各キャラの考え方がわかったり、推しが決まったりする(笑)

 

 

テーマが政治ということもあり、主人公以外にも影響力のある登場人物がたくさん必要で、
しかもそれぞれが思惑を持って動くわけなので、作者もどう着地するのかわからなかったらしい。

 

 

だからとにかくキャラを動かしてみて、そのなかで化学反応が生まれれば・・・
みたいなことが、最終巻の作者あとがきで書かれてるんだけど、
驚きの展開の連続なので全然飽きなかった。

 

 

話題になってた映画も見てみようかな。
原作読み終わってみると、キャストすげー合ってるわwと思える。

 

では。