俺のメモランダム

文系大学―(卒業)→専門商社営業ー(退職)→建築系専門学生ー(卒業)→設計事務所勤務という人生を辿っているアラサーのブログ。流し読みで読める軽さを持ちながらも、考え方、情報、良かったモノやコトをうまく発信して見ている人の日常をちょっとだけ豊かにできるのを目指して書いてます。

S造3階建店舗併用住宅の課題(断面図・立面図・矩計図)

少し更新間隔が空いてしまいました(汗)
今回でS造は一気に最後まで載せてしまいます!
のんびりしてると次の課題も終わってしまいそうなのでw
普段の事や思った事なんかもなんとか時間取って書きたいなァ。

 


〇断面図

今回は1・2階に大きく吹き抜けがあるプランだったので、なるべくその部分がわかりやすいように切断位置を検討し、
A-A'断面として描いた。

 

B-B'断面の方は正直どこを載せようか迷ったが、
強いて言えば、カウンターの下を調理スペースにしてるから、その辺を載せようと思い決定。

 

この辺の意図の説明は、設計主旨の時点でおおよそ書いてしまったので割愛で(笑)

 

鉄骨造だから、大梁と小梁のH鋼の断面が見えているのがポイント。

 

 

 

〇立面図

これは全体の収まりが悪かったせいか(笑)、奥に見える線がたくさん出てきてしまい、
どこが見えて、どこが隠れるのかを考えるのが大変だった。
少しでも綺麗に収める(全体をまとめる)のは今後の課題。

 

ちなみに今回、模型を作る時、スケールが模型と同じく1/100だったから、
この図面をそのまま型紙にしたら大失敗。
壁の厚み分、ズレるわ、そもそも映ってない部分はパーツを把握できない。
で、結局やり直した。仕上用の紙と、スチレンボード代、そして時間がすげー無駄に・・・!

 

この体験から、模型はイメージを具現化するものと割り切って、
改めてパーツを作る必要があるなと痛感。
ってか、図面をまんま流用しようなんて甘い考えはダメね(笑)

 

 


〇矩計図

今回、合成スラブ(デッキプレート(波型の板)に配筋して、コンクリートを打ったもの)が床となっている。
その下に直角に、小梁が入り、小梁に直角に大梁が入るという構造になっているのがわかる。

 

あと、3Fデッキ部分のかさ上げ(腰掛の高さのまま、ベランダにつながる)は工夫した点。
これがいい感じに表現できたのが良かった。

 

でも、かなばかり図はやはり時間がかかります・・・。

2018春アニメで見ているもの。

今期は8本もあったのか・・・(笑)

番号は、次回を待つワクワク度順でなんとなく並べてみました。

 


1.シュタインズ・ゲート ゼロ
2.ゴールデンカムイ
3.ピアノの森
4.メジャー 2nd
5.ゲゲゲの鬼太郎 6期
6.奴隷区 The animation
7.ルパン三世 PART5
8.トーキョーグール re

 


1.シュタインズ・ゲート ゼロ
http://steinsgate0-anime.com/

 

偶然発明してしまったタイムマシンで過去に戻って、世界線を変える話。
前期の最終回で、ある人を失った状態の世界線の続き、という形で始まる。

 

1期を見た時、衝撃を受けるくらい面白かったのを覚えてる。
そしてラボメンのグダグダ感が好きだったのだけど、その雰囲気は健在なのか気になる(笑)

 

2期からだと設定がよくわかんないと思うので、興味ある人はまず1期を見ましょう。

 

 


2.ゴールデンカムイ
http://www.kamuy-anime.com/


明治の日本で、純金をめぐる冒険が繰り広げられつつ、
ジビエ料理だったり、アイヌ文化も学べちゃうという、凄い作品。
いやホントに。自然に話に組み込まれてるから(笑)

 

結構シュールで元ネタのわかりにくいギャグもぶっこんでくるあたりも好き。

 


3.ピアノの森
http://piano-anime.jp/

 

森に捨てられたピアノを弾く少年とその周囲の人々の物語。
正直、漫画は最初の3、4巻くらいしか読んでないんだけど、

 

アニメ化するってことで見てみたら『あれ?こんな面白かったんだ』ってなった。
アニメ映えする作品ってあるのかもなぁ。

 

 

4.メジャー 2nd
http://www6.nhk.or.jp/anime/program/detail.html?i=major2nd

 

茂野吾郎の息子、大吾の物語。
小学生で野球を始めたとこから始まって、今、原作は中学入ったところ。
果たして何十巻までいくのでしょうか!(笑)

 

大吾は別にセンスがあるわけではないのだが、
大選手の息子っていうところで色々プレッシャーを感じてて、
共感できるわけじゃないけど、大変かもなーって思う。

 


5.ゲゲゲの鬼太郎 6期
http://www.toei-anim.co.jp/kitaro/

 

沢城みゆきさんの鬼太郎がめちゃイイ。
で、元々鬼太郎やってた野沢雅子さんが目玉おやじ
近年の猫娘の美少女化が激しいが、さらにツンデレ属性が加わってパワーアップ。

 


6.奴隷区 The animation

http://doreiku-anime.com/

 

勝負に負けた人を奴隷にできる器具、SCMをめぐる物語。
最近、こういうゲーム性がある作品多いよね。
漫画は10巻まであるけど、結構展開はゆっくりな感じがした。今クールでは終わらない気がする。

 


7.ルパン三世 PART5
https://lupin-pt5.com/

 

やっぱ名作だけあって面白い。
4期はゆるくつながりつつも1話毎に独立してる感じだったけど、
今回はどんな感じなのだろう。

 

世界中のネット民もルパン確保に参加し始めたりと、
現代のガジェットがいっぱい出てきて、また斬新な感じになってる!

 

 

8.トーキョーグール re
https://www.marv.jp/special/tokyoghoul/

 

見た目は人だけど、実は人肉しか食べられない『グール』の話。
とりあえず1期から見たほうがいい。

 

アニメは、BGMとか雰囲気とかすごくオサレな感じ。
BLEACH感ある。

 

ちなみに今までのはこちら。

 

yutastation.hatenablog.com

 

 

yutastation.hatenablog.com

 

S造3階建店舗併用住宅の課題(各階平面詳細図)

木造課題は、平面図は100分の1スケールだったが、
今回はそれは描かず(正確には、エスキスの段階では作って提出していたのだが)
スケール50分の1。

 

ということは、細かい部分まで表せるようになり、
書き込まれる情報も多くなる。

 

描く側としては、100分の1よりも
『時間がかかる』『疲れる』『修正がめんどくなる』
『やる気がなくなってくる』
などの現象が起きます。

 


具体的には以下の部分。

1.壁の内部構造

2.ドアや窓などの建具詳細

3.部屋と、家具の情報

4.寸法は細かく

5.屋上

 


1.壁の内部構造

 

100分の1では2本線と、柱くらいで描かれてたものが、
外壁は、ALC版と仕上げ、
間仕切り壁は、スタッド(ボードの下地みたいなもの)と仕上げ、みたいに細かくなる。
まぁ壁には基準線が一点鎖線で出ているので、見えにくいけど・・・

 

S造の壁によく使われるALC版というのは寸法がある程度決まっているので、
それに合わせて窓やドアの位置を決まってくる。
よく、外壁に縦に目地のラインが入ってる建物があるでしょ?
あれがALC版とALC版の境目の部分。

 

これは『凡例』(写真参照)として、
こう表記してますよ、という例が載せてある。

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2.ドアや窓などの建具詳細

 

よく見るとわかるけど、枠の形が表現されてたり。

 


3.部屋と、家具の情報

 

各部屋の床から天井までの高さと、
仕上げ、FL(フロアライン、床の高さの基準)からの高さの違いを表記。

家具は、備え付けでないものは点線表記。
すべてにW(幅)、D(奥行き)、H(高さ)を記載。


4.寸法は細かく

 

今回は、3段で表記。

1段目:開口部・壁・開口部・壁・・・の順に記入。
2段目:間仕切りごとの長さ
3段目:全体の長さ

 


5.屋上

 

今回、屋上には出れないようになっているんだけど、
ここも1枚の図面として書く。


排水の経路やら、3Fの天井にとりつくトップライト、
端っこの部分の立ち上がり(パラペットという)
などが記載される。

 

木造課題でいう『屋根伏図』に近いかな?(写真参照)

f:id:yutastation:20171004010225j:plain


っとまあこんな感じ。

では全体を貼ります。


〇配置図 兼 1F

 

〇2F

 

〇3F

 

〇屋上階

S造3階建店舗併用住宅の課題(設計概要・求積表、内部/外部 仕上表)

〇仕上表

 

これは、正直見たまんまなんだけど、
外部(外側)の各部分と、
内部の、各階、各部屋ごとに、床・壁・天井の仕上げをまとめてある。

 

 

仕上とは、目に見える部分で、
基本的には、まず骨組みがあって、その上に下地を付けて、
その上に仕上が来ているわけです。
貼ってあったり、吹き付けてあったり、左官してあったり・・・

 

あと、t〇〇という数字は、厚みであり、
H〇〇という数字は、高さ。
建築では、基本、ミリ単位で現わす(省略されてる)

 

ちなみに、

 

開口部:
窓やドア。

 

幅木:
床と壁の接合部分にぐるっと回してある材料。
壁の下部は足とか物をぶつけて傷が付きやすいのでそこを保護。
また、これがあると結構のっぺりした印象がなくなってメリハリが出るイメージがある。

 


どうやって決めたかというと、基本的には材の特徴に合わせた、
いわばセオリー通り、みたいになってしまうんだけど(風呂はタイルにするとか)、
託児所のコルク床とかは、子供が転んでも痛くないほうがいいかな、など考えました。

 

あとはメーカーのカタログや、建築誌に載ってる物を見たりして、
イメージと合うものをチョイスしたり。

 

 

 

〇設計概要・求積表

 

これは大して面白くないね。
建物を四角や三角に分割して、面積を算出。

 

授業では何に使うものかとか教わってないけど、
おそらく建ぺい率、容積率などは法令で定められているから、
その根拠となるものであったり、
あとは不動産屋とかに掲載する際にわからないと困るから?

 

建ぺい率は、敷地(100%)に対する建物の割合ね。
算入される部分としては、わかりやすく言うと『真上から光を当てて、影にあたる部分』

 

容積率は、敷地に対する床面積の割合であり、
容積率の縛りが緩ければ高層の建物が建てられるということ。

 

ちなみに、3階は細かくなっちゃって結構面倒くさかった(どうでもいい)

人生2度目のシューカツをする中で考えてる事。

ぼちぼち、就職活動を始めている。

 

といっても、3年の秋からすごい勢いで動き回っていた大学の時とは違い、
かなりゆったりしたペースである(笑)


思うに、当時はリーマンショックからもまだ2~3年だったし、
4年の春に起きた東日本大震災の影響で採用中止が出たりしたけど、

 

今は売り手市場だし、どこも人が足りていないのかもなあ。
もしかしたら、文系大学生の就活が異常なのかも(笑)


新卒の時は給料とか知名度とか規模とか(笑)、
その辺ばかり気にしていたけど、

今回は、将来独立したいという思いがあるから、
それにつながるような場所で働く、というコンセプトで動いている。

 


『設計だけで食べていくのはめちゃ大変』というのはもう耳タコだし、
むしろそういう話を聞きすぎたから、本当か確かめる意味も込めて、
実際にアトリエ系の設計事務所オープンデスクをしているけど、
確かに、自分がアトリエ系事務所と同じ土俵で戦うのは
現状かなり厳しい・・・と感じている。

 


だから、自分は設計以外にも色々興味があるので、
独立するとなったら、設計とプラスで、施工だったり、不動産だったり、賃貸だったりを
組み合わせてやっていきたい、と思っている。

 


なので、当初はこの道しか考えらんないっしょ、くらいに思っていたアトリエ系設計事務所だが、
今は9割9分、行こうという思いは無くなった(笑)

 

やはり、建築家の先生についてなんでもやるようなところがほとんどみたいで、
給料激安、徹夜も多いみたい。

 

これは30手前の自分にとってはきつい!いや真面目な話で(笑)

 

あと、周りも大学院出の人が多いみたいだし。
正直専門で2年しかやっていない自分が、、、って考えると、ちょっと違う気も。

 

 

じゃあ、会社組織として動いている組織系設計事務所はどうか。

 

アトリエ系に比べて、お金の面は多少マシかもしれないが、全員で分担して仕事するので、
確かに大きい案件には関われるかもしれないけど、
全体を見れるかっていうと微妙だと思う。
設計以外の事はなかなか学ぶのが大変そうだし。

 

 

では施工もやっている、ゼネコンやハウスメーカーはどうか?

 

自分は大きなマンションや商業施設(イオンみたいなイメージ)ではなく、
住宅、店舗、小さな集合住宅くらいまでをやりたいのでゼネコンは違うかなと。

 


大手ハウスメーカーはどうかというと、
給料や安定性は申し分ないと思うけど、
納まりとか、素材とか、決まっている物も多いらしく、
あと、ヒアリングは営業の人がやるので、それの通りに図面を描いていくようで、
ちょっとイメージと違うかなって。

 


ということで、
・設計にかなり力を入れてる工務店
・施工もやってる設計事務所

 


このへんに絞り、HPの事例紹介や、理念とか読んで、
気に入ったところを探してぼちぼちエントリーしてます。

 


そんな最近。誰かいい会社知ってたら紹介してください・・・。

S造3階建店舗併用住宅の課題(設計主旨)

個人的には、これが一番大事だと思っている。
建築を知ってる人なら、図面を見ればいろいろな事が読み取れるけど、
何も知らないふつーの人にとっては、一番情報として伝えられるものだと思うので。

 

図面は、当然間違ったらいけないものだし、設計者や施工者が
見るものなので、ルールに沿って書く必要がある。

 

でも設計主旨は、人によって伝え方に幅があるから、十人十色。

 

なのでこれはあくまで『現時点での自分のもの』であり、
次回はテイストも、表現方法もまるっきり変わってるかもしれないので
そこんとこよろしくです。


木造の時はA2で1枚だったけれど、今回は2枚分。

 

〇1枚目

 

ここでは、なぜこのような建物に至ったのかを、
家族構成、立地、周辺の雰囲気から分析した。

 

それで、店舗を決めたわけだけど、今回はカフェと託児所の2種類。
なので、なぜ1つではなく2つにしたか、の理由についても
書く必要があると思い、記載。

 

 

〇2枚目

 

 

1枚目で全体的な話をしたので、じゃあ具体的にはどんな工夫を取り入れたのよ?
ってところをまとめた。

 

『ダイアグラム』という、四角が重なっててビジュアル的にわかるよ、みたいなイメージ←マジでこれ説明しづらい・・・(笑)
にもしようか迷ったんだけど、

 

結局、
各階の平面図と、断面図を使ってそこから説明文を引っ張るのが
一番、要素が少なくできてすっきり見えるかなと思いそうした。

 

 


今回は設計主旨なので、ブログの文章はほどほどにして、
中身については画像を保存、拡大なりしてみてください。

元がA2だから、それに合わせて書き込んでて、普通にアップロードすると全然見えなくて・・・はてなフォトライフと連携してみたんだけど、画質はどうだろうか・・・そこが不安だ(笑)

 

もしよければ評価してください。辛口なコメントでもよかです。


次回は、仕上表と求積表!

S造3階建店舗併用住宅の課題(表紙・目次)

今回から新章突入。

 

1年の後期(9~3月)にあたる期間で行ったもの。
S造というのは、スチール、つまり鉄骨造のこと。
細かく言うと、ラーメン構造(柱と梁)。

 

街で、鉄骨で柱と梁が組まれた工事中のビルとか見たことがある人も多いかと。
あんな感じ。

 


メリットは、
・工期が短い。
・木造に比べて柱のスパン(間隔)を大きくできるため、
 大きな空間が作れる。
・鉄骨は粘り強い性質のため、強度がある。
など。

 

デメリットは、
・粘り強い事の裏返しとして、揺れやすい。
・鉄は意外に火に弱くて、高温になると著しく強度が落ちる。
→これは耐火被覆で対応。昔はアスベストを吹き付けてて、問題になってたよね。
など

 


今回は少し自由度が上がって、
・家族構成や、何の店舗にするかは自分で決める。
・敷地は東京都北区王子にある公園の一部だが、
 3つの候補の中から好きな場所を選択する。

 

敷地面積も建物自体も、
木造の課題よりグッと大きくなる。

 

これはたーのすぃー。

 


では成果物を載せていきます。

 

〇表紙

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表紙、前期の課題の時載せるの忘れてたね・・・。
作品の一番最初に挟むものなので印象が重要。

 

ということで見た目はインパクト重視。
あと、タイトルと、サブタイトルを考えて載せた。

 

緑と赤の『ひも』は、それぞれ、子供と、老人を現していて、
それを建物を通じて結びつけたい、というのを現してみた。
ちょっとエンブレムっぽくもしたかったので・・・。

 

映画『君の名は』に出てくる『組み紐』が、糸守の世代をつなぐ、
みたいな意味だったと思い、それをちょっと参考にさせてもらったw

 


使ったソフトはPhotoshop
今回、図面以外は全部フォトショップで作成。

 

グレードは、Elementsというやっすいヤツだけど(笑)
ただ、それでもレイヤーを重ね合わせて表現できる点や、
写真加工とかをするソフトなので透明度変えたり、
特殊効果付けたりなどの選択肢が多くて、

 

前期まではワードで作ってたけど、
圧倒的に伝えたい内容を実現しやすかったなと。

 

 


〇目次

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これも木造のやつ、載せるの忘れてたなぁ・・・(反省)
背景にあるのが、Shadeという3DCGソフトで作った外観。
Shadeについては、のちのち記事を書きたいと思う。


目次は、どんな図面が入っているかの一覧表なので、
見やすくするために背景のCGは透明度を上げて半透明にした。
あとは赤と緑の細長い四角形を両端に配置した。
この装飾は設計主旨までの全部の資料に施してます(笑)

 


今回はここまで。
次以降、目次に沿った順番で載せていきたいと思います。