俺のメモランダム

文系大学―(卒業)→専門商社営業ー(退職)→建築系専門学生ー(卒業)→設計事務所勤務という人生を辿っているアラサーのブログ。流し読みで読める軽さを持ちながらも、考え方、情報、良かったモノやコトをうまく発信して見ている人の日常をちょっとだけ豊かにできるのを目指して書いてます。

5/2(月) 小豆島へ。オリーブ公園。素敵なゲストハウス。

 

 

1.朝メシとフェリー

 

今日も快晴。太陽が入っていい目覚め。
やどセブンビーチの朝ごはんはセルフで、
食パンを焼いて食べるスタイル。

 

オーナーさん、近くのドミトリー『九龍』と
2つ掛け持ちしているようなので大変なんだろう。

 

ジャムやマーガリンは冷蔵庫の中から、
食器などは引き出しから探す。

 

業務用キッチンをガサゴソやってると
なんか学生時代のカラオケのキッチンでバイトしてた
記憶がリフレインする(笑)

 

コーヒーも無料なので、ゆったり飲み食いしてから
鍵を箱に放り込んでチェックアウト。


港で、小豆島⇔直島を45分で結ぶ
小豆島急行フェリーというやつのチケットを買おうとしたが、
なんと出てないらしい!なんで??
この理由はいまだ不明。なんかトラブルで臨時休業だったのかな?

 

ただ、航路として確実にあるのは
直島⇔高松と高松⇔小豆島なので
高松経由で行くことに。

 

乗り継ぎで結構待ったので、結局3時間近くかかってしまい、
小豆島に着いたのは昼前。

 

幸いにも快晴で気持ち良かったので、甲板に風に当たったり
本読んだりしてたらあっという間だった。

 

 

2.ピーク中のピークに旅行してしまったかも

 

小豆島の土庄港に到着。
まず近くのレンタカー屋を2、3軒回った。

 

実は出発前に何度か電話などで予約しようとしていたんだけど、
早々に埋まってしまっていて、
もしかしたら当日ドタキャンとかが出てないかなと思ったので。
でも結局借りられず。

 

GW恐るべし。でも考えてみると、

それだけじゃなくてコロナで2年くらい出かけられなかったのもあるし、
3年に一度の、瀬戸内国際芸術祭の開催期間中でもあるからか、
本当に予約が取れなかった。予定立てるのはお早目に・・・

 


そしてバスで移動するも、バスもめちゃ混み。
途中でいよいよ乗れなくなって、
バス停で待ってた人に運転手さんが
『次のバスをご利用下さい』って言うレベル(笑)

 

 

3.島観光の拠点、オリーブ公園


30分くらい乗って、サン・オリーブというちょっと高台になったバス停にて下車。
この公園は小豆島の中央付近にあたり、
どこ行くにもアクセスしやすい場所。

 

高台だから海も見下ろせてめちゃきれいだし、
坂に沿って一面のオリーブの木もきれいだし、
両側が張り出して入り江みたいになってるのもきれいだし、
ほんとに見てるだけで幸福になるような自然美。


小豆島はギリシャのミロス島姉妹都市であることもあってか、
オリーブ記念館は正面入口をはいるとアテナ像が立っている。
それに合わせたかのようなドーム天井と照明もイイ感じ。

 


4.うどんだけじゃない、うどん県

 

オリーブ記念館でオリーブの歴史や製造法などが展示されてたんだけど、
日本のオリーブ生産量って、9割超が香川なんだってね。知らなかった。
うどん県のイメージに隠れてるけど。
自分としてはオリーブ県として売り出したほうが
オシャレなイメージでいい気がするくらい(笑)

 

オリーブ公園はその名の通り、見渡す限りオリーブの木なんだけど、
他にもオリーブ園みたいなところもいくつも見かけたし、
それ以外の場所、たとえば民家の庭先とかにも普通にオリーブの木が植えられてた。
香川の中でも主要産地は小豆島らしいから、
日本中に並んでるオリーブオイルのかなりの割合が
今自分のいる島でできた物なのかも・・・と思うとすごい。

 


5.オリーブ記念館で食べたもの

 

オリーブを使った商品がたくさん売られているので、もちろん買った。

 

これはコーヒーにオリーブの葉の抹茶の粉を入れたもの。
混ざっちゃって見えないけどw

 

あとオリーブソフトクリーム。
これにオリーブオイルをさらにかける。
オリーブオイルそのままでも美味しかったので、
あまり混ぜずに食べてしまった。


6.ギリシャ式風車

 

園内に立っている、フォトジェニックで大人気な風車。
ギリシャ式ということで、あまり馴染みのないデザインだ。

 

普通に撮るのではなく、オリーブ記念館でホウキを借りて
それにまたがってジャンプし、飛んでる風な写真にするのがトレンド。

 

なんでホウキなんて借りれるのかというと、
小豆島は映画版魔女の宅急便のロケ地だからだそう。

 

風光明媚な海に向かって立つ真っ白な風車、
そこにホウキを持ってきてジャンプして写真を撮る・・・
写真映えに惜しみなく全振りしてる成果か、
ここは若いカップルがものすごく多かった。

 

岡の上から海に向かって撮れるベストスポットは、
ディズニーランドかってくらい順番待ちしてたので
あきらめてちょっと横からと、下から見上げで撮りました。


ちょうどバイカーのおじさん4人組がいて、
エアホウキとか言って、乗ってる風でジャンプしてて、
仲良しで微笑ましかった(笑)


7.屋台村

 

オリーブ公園から海側へ少し下ったところに屋台村が出ていた。

 

覗くと、小豆島の害獣として駆除されたイノシシ肉が売られてて、
気になって食べてみた。

 

味は豚に近いんだけど、脂身も赤身も豚肉より濃厚で、歯ごたえがある食感。
下処理がしっかりしていたのか、臭みは全然なかった。

 

たまたま見つけたんだけど、ラッキーだった。

 


8.バス停無いけど大丈夫

 

所定のバスの時間が来たので、ゲストハウスに向かう。

 

今日泊まる、『センゲストハウス』さんは小豆島の中でも
なかなかの僻地にあり、バスがなんと1日5本!
ということで時間的にはまだ早いが、乗るしかなかったのだ。

 

ちょうどバス停とバス停の間にあるんだけど、
オーナーが予約時のメールで『センゲストハウスで降ろしてって言えば大丈夫』と言ってて
ほんとかよって思ったけど、運転手さんに行ったら本当に通じた。

 

到着した時、他の観光客を差し置いて自分のために停車してくれた感があって、
正直、ちょっとだけVIP待遇みたいな気分を味わえて気持ち良かった。
と思ったら他にも宿泊者が何人か降りていきました。
もうバス停作ろうよ!(笑)


この宿、実はオリーブ公園から見えてまして。ここです!

 

 

9.島外れの素敵なゲストハウス

 

今回泊まったのが『センゲストハウス』さん。
最初に言っとくと、ここめちゃくちゃ良かった。
まぁ、とはいえ万人に合うわけではなく、

 

・アットホーム寄りなので、そういうゲストハウスが苦手な人
・バスの時間を気にせず旅行したい人(僻地なので)
・山の中にあるので、虫が苦手な人(HPにも書いてあった)

 

はやめたほうが良いかもしれない。
だが逆に言うとそれ以外の人は小豆島に来たら泊まってみると
いい思い出が作れるんじゃないかと思う。

 


今回ドミトリーがずっと満室だったんだけど、
あきらめずホームページをチェックしていたら
個室でキャンセルが出た。
個室だしハイシーズン料金だったけど、直感的に良さそうだなと思ってたので予約したのだ。

 

自分の部屋がここ。
景色良すぎです。

 

 

10.岬の分教場まで散歩

 

荷物を預けたので、岬の分教場という、24の瞳の舞台となった場所へ。

道中こんな感じで、最高の癒された。

 

24の瞳映画村に行ったり帰ったりする人の車はたまに通るけど、
ほんとに島の突端で、ほとんど波の音しか聞こえない環境。

 

意外とすぐに到着。
映画村にも同じような建物があるんだけど、
あちらは撮影用のセットで、
こちらは実際に小学校として使われていた本物の校舎。

 

苗羽小学校田浦分校 が正式名称らしい。

 

24の瞳の最初の映画の公開が昭和29年、
ここの廃校が昭和46年だから、公開されてからも15年近く使われてたみたい。
てっきりもっと昔に廃校になって、それから原作が作られたのだと思ってたから、びっくり。

 

ネットが無い時代にここで生まれたらと思うと正直嫌だけど、
この環境で勉強できるってのはいいかもなあ。

 

本当は講堂兼職員室もあったようだが、
取り壊され、今は関連グッズやお土産売り場が建っている。

 


11.センのビアハウス

 

来た道を戻り、宿に戻る・・・前に、海に向かう道を降りてビアハウスへ。
ここはオーナーさん夫婦がやっていて一般のお客さんもウェルカム。
オープンテラスのお店。
サンセットを見ながらチキンオーバーライスとビールを飲む。最高だ。

 

すでにこの日の宿泊者の皆さん、そして泊まらないけど常連という皆さんでにぎわっていた。
常連さんはお酒飲まずに車で来た人もいれば、バスで来てお酒飲んで、終バスで帰るって人も。

 

宿泊者さん達はすでに出来上がっていて、すぐに仲良くなった(笑)

 

暮れゆく夕日を見ながら・・・

 

常連さんの一人が自分ちの鶏の卵と、
裏の山で取れたタケノコを使ってオムレツを提供していた。
自由でいいねぇ。注文すると、かわいい息子さんが作ってくれた。

 

が、この日はちょっと違って、
別の常連さんの娘さんがやりたいって事で、臨時で作ってくれた(笑)
息子君、作り方を優しく教えていて、
慣れていないから手際が悪くても決して怒らず、イケメンだった。
見習わないとなと思った。

 

正直仕上がりはキレイではなかったけど、
味はすごく美味しかったし、
協力して作り上げた一皿だし、それ以上の価値がありますよね!

 


さらに下に行くとプライベートビーチに繋がっていて、
夏になるとシュノーケリングもできるみたい。

 

 

12.センの共有リビングで飲み会

 

日が暮れたら宿へ引き上げて、5人で飲み会を継続。
常連さんが持ってたお酒をふるまってくれた。ありがたい・・・

 

また、キッチン事情を完全に把握している人もいて、
あり合わせの物で色々つまみを作ってくれた。すごい。
もはや宿なのか、自分の別荘と言う感覚なのかわからん(笑)

 

個人的に、一人旅の醍醐味ってこういうゲストハウスでの
一期一会の出会いと語らいだと思ってるんだけど、けっこう運なんだよね。

 

この日は一人旅の人がたくさんいたのと、
常連さんもたくさんいてフレンドリーだったから本当に運があったと思う。

 

結局11時くらいまでやってみんな部屋へ。
そして小豆島の夜は更ける・・・夜景もきれい。

 

続く。