俺のメモランダム

文系大学―(卒業)→専門商社営業ー(退職)→建築系専門学生ー(卒業)→設計事務所勤務という人生を辿っているアラサーのブログ。流し読みで読める軽さを持ちながらも、考え方、情報、良かったモノやコトをうまく発信して見ている人の日常をちょっとだけ豊かにできるのを目指して書いてます。

マニュアル炊飯のすすめ

炊飯器が壊れた。

 

2回連続で炊き上がりがべちゃべちゃになって、
これはもうダメだなと。

 

詳しい原因はわからないけど、
中の釜のフチが錆びて剥落してきたなぁと前から思ってたから、
それで密閉性が保てなくなって、温度センサーが狂ったのかななんて。

 

2019年の秋に買ってたから、約3年。短命だ。

 

前使ってたやつは釜のフチが錆びるなんてなかったから、
そもそも外れを引いちゃったのかな。
保証は1年だし、数千円のモノを有償修理するのもな。

 


ということで、試しに土鍋で炊いてみたのだ。

 

といっても外食の多い私は1回に炊くのは2合で、
友人と鍋する時に使う3~4人前(9号)だと大きすぎるから、
1~2人前用の6号土鍋をイオンで購入。

 


2合に対して水450mL。
吸水45分。
沸騰してぶくぶくいうまで中火。
その後、とろ火で10分。
蒸らし10分。

 

これでめちゃイイ感じにできた。

 

電気炊飯器と違って、
米粒同士が張り付かず、一粒一粒がつやつや、ふっくら。
鍋底はうっすらおこげ。
なんで今までこの炊き方しなかったんだろう、ってくらい。

 


電気炊飯器みたく、米と水入れたら炊き上がりタイマーやって放置とはいかず、
時間・炊き加減の管理はマニュアルだし、
忙しい人はやってらんないだろうけど、

 

多少手間かかってもいいなら、土鍋炊きという選択肢はアリだなと。
今まで電気炊飯器で炊くのが当たり前、って思考停止してたなと。
美味しく食べられた方がいいなと。

 


いつも電気炊飯器だけど、気になる!

って人はぜひ土鍋で炊いて食ってみな、飛ぶぞ。

 

ではでは

『一流のモノには、そうなっただけの理由がある』 夢のホテルの作り方/稲葉なおと

まだ途中までしか読んでないけど、面白いので書く。

 

この本は40個ほどの有名ホテルをとりあげて、
それがめでたくオープンするまでの諸々
(ホテル計画が出てきた経緯、用地の決まり方、
設計者の決まり方、ハプニング、などなど)
のエピソードがホテルの写真とともに収録されている。

 

著者は、自身も一級建築士で、作家の方。
特にホテルに造詣が深いようで、実際に自分で泊まり歩いているくらい。

 

出てくるホテルはすべて一流、かつ魅力的で、
全部泊まりたくなってしまう。死ぬまでにいくついけるかなー。

 

読んでいて一番感じるのは、建物づくりに関わった人々の熱量だ。

事業者・設計者・施工者とも一切妥協がない。

 

まぁ読み物として面白くなるように文章表現している部分もあるのかもしれないけどさ。

 

 

まず事業者がみんな『こんなホテルを作りたい!』というビジョンが明確にある。

 

設計者は、事業者の想いを汲んで、それを超えようと細部までこだわり尽くす。

 

施工者は『こんな細かいとこまで指定して作るのかよ』
とか思ったかもしれないけど、最終的にはそれを具現化する。

 


この本に出てくるホテル、明治~昭和に竣工したものがほとんどなんだけど、
そのどれもが、現役で使われている。
(ホテルではなくなっても、別の用途で使われ続けてる)

 

もちろん大規模な建物だから、メンテ費用も莫大にかかるんだろうけど、
コストカットのため取り壊す、という選択肢が取られない。

 

それだけ関わった人々の熱量が高いから、
作り手の想いのこもった建物を長く使い続けよう、引き継ごうと思う人が現れるのだなと。

 

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話変わって、現代の住宅事情について考えてみると。
ご存じの通り空き家が増え続けるという問題がある。

 

これ、関係者の『家を建てる』事への熱量が無い事が原因の一つなんじゃないか。

 

いま、家を購入する人(=事業者)の多くは、
建売で、とにかく安い家が欲しい。
自分でこだわりをもって作る手間・お金はかけたくないという考え。

 

建売業者(=設計者&施工者)も、
限界までコスト削って安く土地買って安く建てて、数売って、
その時だけ儲かりゃいいやって感じ。


だから買ってからもメンテにお金かけようなんて思わない。

 

で、十数年経って、子供が独立して、
広くて持て余すし、なんか見た目も中身もボロボロになってきたから住み替えようってなって、
その家は空き家として放置されて、誰も買わない。

 

でも建売業者は相変わらずどんどん新しい分譲地を作って、
みんなとりあえず、こだわりはないけど安い新築が買えるから、飛びつく。
そして家の数だけは増える。


さすがに話広げすぎましたが、
昨今の問題の根っこはそういう所にあるんじゃないかなと感じました。

 

建築の本だけど建築の専門用語は出てこないので誰でも読めます。
面白いので是非に。


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私が喜びます(笑)

 

ピロリ菌を駆逐したお話。

タイトル通りなんですが、今年の夏にやりました。
ものすごく簡単だったし、本当に検査して損は無いと感じたのでブログで報告。

 


そもそも何故ピロリ菌を疑ったのかというと
ここ半年ほど胃の調子が悪かったから。

 

具体的には
・お腹を下す事が増えた
・胃がもたれやすくなった
・肉などの重い物がつらい
・慢性的な食欲不振

 

などあり、何かの病気なのかと気になって調べてたのだ。
で、ピロリ菌のせいじゃね・・・?という説が浮上。

 

経路として多いのは、井戸水。
うちは実家が水道水でなく井戸水なので、
そこで四半世紀も過ごした自分は怪しい。

 

あと両親が保菌してた場合。
うちは父親が保菌してて、昔除菌したと聞いていた。
昔は食べ物を噛んでやらかくして口移しで与えてたらしいので(笑)、
これは怪しい!
※これ、フードキスっていうらしいけど良くないみたいですw

 

というわけで怪しすぎるので調べる事に。

 


検査としては、親父から胃カメラ飲むって聞い記憶があったから、
嫌だな~とためらってたんだけど、今は全然違って、

 

袋に息を吐く
→検査用の錠剤を飲んで、15分横になる
→再び呼気を調べる

 

という拍子抜けするくらい簡単な方法。

 

ピロリ菌がいると薬に反応して、とある数値が変わるらしく
差を見ればわかるのだそうだ。

 

結果、数値だけで言うと基準値の12倍!
先生も『間違いなく・・・居ますね』とか言ってた(笑)

 

そして除菌活動へ。
といってもこれも簡単で、
3種類程度の錠剤を2週間くらい飲むだけ。
ただ間を空けるとかなり効力が落ちるらしく、
薬と一緒にチェックリストまで付いてたから忘れず飲みました。

ちなみに除菌中はお酒はNG。

 

 

薬を飲み終わって、少し経過してからもう一度呼気検査を行い、
まだ反応があったら(=除菌しきれなければ)
薬を変えて何度か行うとの事だったが・・・

 

一発で完了!やった!

 

最初、基準値より大幅に高かったし、
親父は2回やったらしいので、自分も2回以上かかるかなと思ったけど(笑)

 

そういえば実家に住む両親、
いつからか飲料水をミネラルウォーターに切り替えていたが
そういう事だったんか・・・

 

自分は実家にいた頃は普通に蛇口から飲んでたんだけど、
最近帰った時は控えてます。

 

まぁ祖父母はいまだにふつうに井戸水飲んでるから、
全員が胃がんになるわけではないし、食欲が落ちるわけでもなさそうだけど。


ピロリ菌は放っておくと胃の中で活動し、臓器を傷付けて
胃がん等のリスクなどかなり上がるようです。

 

若いうちに除菌すればするほどこのリスクが抑えられるようで、
こんなに簡単ならもっと早くやっとけばなーと思いました。
少しでも気になる人は検査だけ受けて損はないかと!

 


【余談】
プラシーボ効果もあるかもしれませんが
胃の不調が消えててたくさん食べるようになって
体重が3か月で3kg増えましたw
元気になった証拠でしょ!と甘えて食べ続けたけど
いい加減こっちをセーブするフェーズに来たようです(笑)

 

ちなみに昔にも身体の不調が気になって同じように改善した例として

親知らずを抜いた事もあるので興味あれば読んでみてください。

【本の紹介】『異世界の歩き方 ムー』旅行のお供にぴったり!

GWに行った香川旅行、『異世界の歩き方 ムー』という本を持って行ったんだけど


本としてもすごく面白いだけでなく、
すごく『旅行』をいろどってくれたというか。

旅行に本を持っていく人って多いと思うんだけど、合うよなぁと思ったので紹介。

 

自分も持っていく派で、
今まではだいたい小説を買っていたんだけど(たぶん多数派だと思う)、

小説も一つの世界に浸れるという意味ですごくいいんだけど、
旅行中って結構、気分がコロコロ変わるというか。

 

気分によってはなんか飽きちゃうっていうか、交通機関
待ち時間とかたくさんあっても結局全然読まないでスマホ
SNS見ちゃう、みたいなことが多かった。

 

でもなんかせっかく非日常を楽しんでるのにSNSだけは
封印したいなって思ってて。

まぁ言うても開いちゃうよなぁと思っていたが、ほんとに開かなかった。

 

それは間違いなくこの本のお陰だと思う。

その理由としては『どこからでも読める』ってのが大きいのかなと。

 

巨石文化とか、宇宙からのメッセージとか、
UMAとか、聖地&パワースポットとか
テーマが分かれてるんだけど、

 

 

天気の良い海辺で船を待ってる時は
パワースポットみたいな気分が上がるページを読んで、
宿で雨宿りしてるは秘密結社特集とかの
雰囲気のある世界に浸って、みたいな読み方ができる。

 


四国を旅行中に世界中全部のってるガイドブック読むとか(笑)って感じですが、
表現難しいけど『自分のいまいる場所も世界のほんの一部で、世界にはまだまだ面白いものがあふれてるんだなぁ』みたいなポジティブ感覚になれてすごく好きなんですよね。

 


まぁ普段も世界の一部で生活しているわけだけど、
旅行中に読むのはまた格別なんだよねぇ。

 


思うに普段の通勤時間とかにこういう本読んでも響かないのは、
マインドセットが『仕事人間』になっちゃうんだよね。
そうするとオカルティックなものってバカバカしく感じちゃったりするんだけど。

 


でも旅行中だと『仕事人間』でいる必要がないから
オカルト話にありがちな、こじつけのような、嘘かホントかわからない話もスッと入ってくる。

 

旅行中って訪れた土地の歴史的なものにもたくさん触れている状態だから、
なおさらロマンのある話が面白く感じるんだよなぁ。

 


コラムも相当な数(100個以上あるんじゃないかな?)あるし、
そのどれも面白いし、全体としても400ページ以上あるから
バス・フェリー・飛行機の待ち時間などで相当夢中になって読んだんだけど
全然読み終わらなかったので、次の旅行にも持っていこうと思う(笑)

 

 

というわけで旅行のお供にオススメです。
というか普通に面白いから
ミステリー・オカルト・冒険・海外・そんなキーワードが好きな人は
買って損はないと思う。

 


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ではでは!

5/4(水) 高松港の周辺と、女木島。

 

 

1.高松シンボルタワー、北浜アリー

 

9時過ぎにゆっくり起床。
今日は特に予定立てていない。

 

自分の中で、この旅行はとにかく旅程を長めにとって、
あくせく観光しないようにしようって思っていたので。

 

とりあえずリムジンバス乗り場に近い高松駅前のバスターミナルの
コインロッカーに荷物を預け、周辺を散歩。

 

高松シンボルタワーの中を通ったり。

 

30階建てのタワー、近くで見るとめっちゃ高い!近隣の島からも良く見えた。

 

 

そのあと北浜アリーへ。
地図上ではすぐに見えたけど、歩くと地味に遠かった。

 

ここは倉庫をリノベーションして、雑貨屋やカフェになったもの。

 

裏路地からもアクセスできる。
こんな感じで、あまり派手さはないんだけど、おしゃれな店が入ってた。

 

チャペルも併設されていて、
ブーケトスは北浜アリーの広場でやっていた。

 

イメージでは横浜の赤レンガ倉庫が並んでるみたいな規模感かと思ってたけど
一つ一つが小さい倉庫で、全体としてもコンパクトだったのですぐ回れてしまった。

 


2.やっぱり島へ!

 

というわけで、じゃどっかまた島行くか!と。

 

豊島は直行便がないし、
直島は、ある程度満足するまで見たし、
小豆島は棚田とか行ってみたいけど、フェリー往復とバスの時間を
考えるとほぼ移動になっちゃいそうだな・・・

 

と考えていくと、『女木島』行きのちょうどいいフェリーの時間があったのでここに決定。
一応調べてはあったんだけど、行こうとは思ってなかった。
ほんと、時間のある旅行だからこそ回れたなと。

 

女木島は高松港から一番近く、直島や小豆島がフェリーで1時間に対して、20分。
高松港からも女木島の建物が見えるくらいの距離感。

 

たまに見かけて、ケーキみたいな見た目だなと思っていた『めおん』に乗船!

 

この時はドラマみたいに、見えなくなるまで手を振ってお見送りをしてくれた。
運行会社が違うとこのへんも違うのかな?
(直島・小豆島航路は四国汽船だけど、女木島・男木島は雌雄島海運)

 

島につくと、帰りのフェリーの行列がすごい事に。

いや今回のGWエグすぎ(笑)



3.鬼ヶ島大洞窟

 

女木島は鬼ヶ島伝説の伝わる島で、観光の目玉は鬼ヶ島大洞窟。
フェリーに合わせてバスが出ているので、着いたら迷わずバスのチケットを買おう。

 

レンタサイクルもあるけど、山登りになるので辛いと思う。
つづら折りの山道を、バスで20分くらい登ると着く。
バス停から少し登ったとこでチケットを買って、洞窟へ。


入口周辺は狭いんだけど、奥がかなり広がっている。
これは襲撃に備えて、守りに特化した作りらしい。

 


そこら中に地元の学生が作った鬼瓦が置いてあったが、
明らかに鬼じゃないのもあって、
中学生のおふざけ具合に懐かしい気持ちになった。

 

至るところに絶妙なクオリティの鬼たちが。

 

出口付近では桃太郎とすっかりお友達に。

 

最後は鬼たちに笑顔で見送られてハッピーエンドとなる。

 


まぁこの洞窟は昔の山伏とかが堀ったんだろうじゃないかと思うけど、
それにしては規模が大きすぎる感じがするし、
確かに謎が多くて興味深かった。

 

でも説明書きではこんな感じに、
あくまで鬼が使ってたんですよ、ってなっているので
ファンタジーの視点でいえばすごく面白いなと感じた。



洞窟を出るとまた少し登ると島のてっぺんに着く。
展望台があって、めおん号もこの高さから見下ろすと小さい。
というか海の広さがわかる。



 

女木島の集落と高松の市街地が1枚に収めることもできる。




4.お昼ご飯。アートになった小学校

 

バスでふもとに戻ったら、お昼ご飯を探す。
『鬼の台所』という店で食べた。

 

本当はうどんにしたかったけど、売り切れだったのでラーメン(笑)
島で取れたアジのフライも食べた。




女木島の市街地は小さいので、歩いて『女根(めこん)』へ。

 

女木小学校を使ったアート。
作者はアイラブ湯と同じ大竹伸朗氏。

 

共通してるのはカラフルで混沌とした世界観。
あとは摩訶不思議な組み合わせね。

 

エントランスから原色系。

 

艶めかしさを感じる木。

 

 

校庭とをつなぐ外廊下。
子供が走りたくなりそうな床の柄。

 

ネオンが輝き、謎の筒が突き出る。

 

色んなタイルが涙の形に貼られてた。

 

 

なんか、捕らえられてる?
ここでも上部に輝くネオン。

 

 

唐突に、倒木。
根っこがキレイに剪定されてて、スタンプのような形。

 

受付の横にあったやつ。不気味かわいくて好き。

 

そういえば、こんな大がかりなアートをよく小学校に
施せたなと思って、係のおじさんに聞いた。

 

そしたら小学校は前から休校中だからできたらしい。
女木島の小学生は4人しかいなくて、全員、高松に通ってる。

 

瀬戸内国際芸術祭が続く限り、この作品もあるだろうけど、
小学校自体の再開は難しいんじゃないか、とのこと。

 

芸術祭のおかげでこの島も多少の賑わいがあり、
だからこそ私も来たわけだけど、
基本的にはこの島も全国の過疎地と同じ問題に直面してるんだなと。

 

 

5.鬼ヶ島倶楽部

 

という名のカフェ。むしろ喫茶店という表現がしっくりくる古民家。
コーヒー&スコーンを頼むと、駄菓子を1つサービスで選べる。
2つ以上は別途駄菓子分の料金がかかる。

 

セットで撮ったんだけど、この駄菓子みんな知ってる?
めっちゃ懐かしかったからこれを選んだ。
光るボタンのような、グミのような、不思議なやつね。

 

店主のおばちゃんが、フタも食べられるのよ!って言ってたけど、モナカなんだよね。知ってた。
最近の若者は知らないから残すらしい。

 

他に、月の石というチョコと、鬼ヶ島繋がりで、きびだんごを買ってった。



6.喧噪のない海辺でゆったり

 

他にもアート作品はあったんだけど、入場料もかかるし、
なんかここ数日色々見すぎて感性がすり減ってたのでもうやめた。

 

女木島は本当に静かな島。
高松港は栄えてて色んな音が聞こえるけど、そこから20分のこの島は別世界。

 

まぁキャンプ場があって、そこだけは賑わってるんだけど。

 

でも基本的にはすごく静かで、素朴な店しかない島なので、
自分がもし高松に住んでいたら暇つぶしで来るだろう。

 

こんな距離感に、心が浄化できる場所があって、
すぐ行ける環境ってすごく恵まれていると思う。

 

 


7.海辺の作品たち

 

『かもめの駐車場』というアートが堤防にずらっと並んでいる。
風向きで回ったりもするみたい。
リアルな感じのカモメだけど、かわいい。
まじまじ見ると、動物の造形って完成されてるよなって思う。
これは望遠でもっとイイ感じに撮りたかったなー!

 

『20世紀の回想』
帆船とピアノが合体したような像。
自分的には未来へ向かうイメージに思えたけど、過去の回想みたいです。




なんか女子高生が2人で遊んでたけど、
女木島は往復700円、片道20分だからこのあたりの高校生は
『次の休みは女木島行こーよ!』みたいな感覚なのかもしれない。
もしかしたら高松の学校に通ってる、女木島の子なのかもしれないけど。

 

ずっといれる心地よさの島だったけど、フェリーの本数は多くないので、
飛行機がギリギリにならないように帰る。

 

 

8.玉藻公園

 

高松港に帰ってきて、少し時間が余っていたので寄る。

 

高松城跡と一緒になったような公園。

 

もともと生駒家→その後高松松平家の城となり、
戦後に市の持ち物となり、一般公開された。

 

今でも十分巨大なんだけど、
当初の敷地は今の8倍あったらしい。

 

高松城天守に登る。石垣の中に地下室があったようだ。
この石垣は崩落の危険があったので、最近になって市が作り直したみたい。
今の技術だからか、きっちりした感じのきれいな石垣ができていた。


ことでんがすぐ近くを走る不思議な光景。



 

専門学校で、階段の蹴上げは一定にしよう、と習ったけど
ここの階段は蹴上げが一定じゃないので
登りにくいということが体感できました(笑)

 


公園の内部には披雲閣という大きな和風の建物があり
元々はさらに2倍の大きさの建物で、
今の建物は大正時代に高松松平家にて立て直したものだそう。

 

ほかに天皇陛下のお手植えの松もあった。
大正時代に植えられた松だけど、周りの松に比べてかなり小さい。
ということは周りのはどんだけ昔に植えられたのよ・・・って感じで、逆にすごい。

 


9.防波堤を散歩

 

リムジンバスの時間まで、防波堤を散歩。

 

突端にある灯台はガラスブロックでできていて、灯台自身が赤く光るようになってるようだ。
結構沖まで伸びてるので、このへんに住んでたら、
灯台まで散歩して戻るだけでもいい運動になりそう。

 

時間になったのでリムジンバスで空港へ。
最後まできれいな夕焼けで、本当に天気に恵まれた旅でよかった。

5/3(火) 映画村、渡し舟、サイクリング、渓谷、醤油。

 

1.センの朝

 

この日も快晴。
ほんとこの旅行は天気に恵まれてる。

 

普段はなかなか起き上がれないんだけど、
ここは窓を開けたら空気が完全にキャンプ場で、
脳に酸素が回る感じでめちゃくちゃ目が覚めた。

 

朝ごはんは200円くらい追加で支払えば
パンかおにぎりを出してくれる。
コーヒーはセルフ。

 

他の宿泊者さんも映画村に行くとのことで
オーナーさんが車を出してくれた。
柔軟な対応でありがたい。

 

それぞれ今日何するかとかちょっと話して、
またどこかで!って感じでチェックアウト。
仲良くなってしまったから名残惜しかったな。

まぁでもその一期一会なのが旅だよね。

 


2.二十四の瞳映画村

 

www.24hitomi.or.jp

 【公式サイト】


ここは宿から近いので、オーナーさんの車で
2、3分で到着。開館する9時に合わせてくれた。
実は最初のバスの到着が11:21。
それまではマイカーで来た人がぱらぱら入場してくるけど
バスからどどっと人が下りてくることがなく、本当にのんびり見て回れた。

 

展示はもちろん24の瞳に関するものが中心だが、
それだけに限らず、アートギャラリー、映画全般に関わる展示、
カフェ・ランチ、などなど色々と楽しめる。
手荷物預かりは無料だった。

 

 

・苗羽小学校 田浦分校 

 

岬の分教場の、こっちは映画のロケのために建てられた方。
撮影セットが置いてあったり、
監督や俳優さんに関するちょっとした展示もあったり。
でもなによりロケーションが圧倒的。
映画での見え方とかこだわったんだろうなー。

 

 

 

壷井栄文学館 

 

原作者の記念館。
原稿や、生い立ちの写真など
その生涯などを追った展示がある。
彼女は小豆島の出身。

 

同じく小豆島出身の文学者、
壷井繁治氏と結婚していて、
彼にまつわるものも合わせて展示されている。

 

生い立ち的には決して楽な人生ではなかったことがわかった。
『困難に負けず、明るく過ごす』という信条を持っていて、
そんな素直な気持ちが
24の瞳という作品を生み出すことにつながったのかもなと思った。

 

 

・季節の花畑 

 

菜の花が満開だった。
鯉のぼりが青空に向かって伸びていてすごく良い。

 

 

・ギャラリー松竹映画座 


昔の映画館を模した建物。
チケット売り場が曲面で、タイルの貼り方もかわいい。
出入り自由で、24の瞳がリピート上映されているので
時間があったらここで本編を見てから回るのもありかも。



 

2階はBook Cafeになっていて、小豆島に関する本、
とくに映画に関する本がセレクトしておいてある。
鯉のぼりがここからも良く見える。

 

・FIGURE GALLERY 海洋堂 

フィギュア会社、海洋堂のギャラリー。
シンゴジラがいた。
近くで見ると細かい部分の完成度の高さがよくわかる!

 

・キネマの庵 

1948~1960くらい、日本映画の黄金期と呼ばれた頃の名作の紹介。

 

また、同じく小豆島を舞台にした『八日目の蝉』の特集が組まれていて、
衣装や、俳優さんが小豆島に対して抱いた感想などが書いてあったり。

 

ちなみに外壁は『恋のダンスパーティ』というアートになっていて、
花を受け取った感じで写真を撮ったりできる。
一人旅の私には関係ない。

 

 

万屋(よろずや

 

映画ではそのまま、『よろずや』として出てきた建物なのかな?
アートの展示室になっていた。
この時は、島生まれ島育ち、なかがわゆきこさんのドットアートが展示されていた。

 

色々なものに曼荼羅Dotartをほどこした作品。

蜘蛛の巣、ウニの殻、雪の結晶、などなど自然の模様をイメージされてるみたい。
ドットの打ち方とか色使いとかほんと全部違うんだけど、それぞれ素材に合っている感じがした。

この曼荼羅、人間で言う心臓みたいなイメージで、施された物品の魂のように見えた。

 

特に、昔、網を浮かせるのに使われていた漁具のガラス浮き球を
流木とか電飾を合わせてレイアウトした作品がすごく好き。

 


3.渡し舟

 

映画村⇔オリーブ公園をつないでいる。
バスだと40分くらいかかるんだけど、船なら入り江を突っ切るのでなんと10分!
GW期間とかだと結構人が多いので、ずっと往復し続けてるらしい。
30分に1回くらいは来てくれるっぽいので待ってればOKかも。

 

私が乗るときはちょうど船がいなくて、
桟橋に船頭がいない場合は携帯に連絡してくれという張り紙があったので、
ほんとかよと思いながらも電話したらつながって、
待ってて!って言われたから待ってたら来た。
絶妙にアナログで好き。

 

海の上走るの爽快で、ほんとバス乗らなくて良かった!

 


4.拠点で荷物預けて、サイクリング

 

オリーブ公園の下の、オリーブビーチに到着。
まずは手荷物をどうにかしないとなーという感じだったが、
渡し舟乗り場の近くの『オリーブナビ小豆島』という情報館的なところで
ワンコインで預かってくれた!(コインロッカーもあったが、入らなかった)

 

ここは前もってダウンロードしておいたHello Cyclingという
シェアサイクルのステーションもあった。
ちなみに小豆島はHelloCyclingのステーションがかなり充実しているので
入れておいて損はない。

 

使い方は公式チャンネルとか色々あるけど、
ぶっちゃけ↓のが一番わかりやすかったかな。

youtu.be

 

 

5.寒霞渓(かんかけい)

 

オリーブ公園から東に向かって自転車をこぐ。
海沿いの道が続いて、めちゃ気持ちいい。
関係ないけど、道中見つけた郵便局が小さくてかわいかった。
このまま走り出しそう。

 

醤の郷に行こうとしていたんだけど、
途中で通る草壁港というバス停から、
寒霞渓行きのバスがちょうどいい時間だったので先に行くことに。

 

寒霞渓というのは、日本三大渓谷美に数えられる場所。

草壁港から終点の紅雲亭までバスが出ている。
車なら関係ないが、電動チャリでも紅雲亭までの道は
うキツそうなので、バスのほうがいい。
この線も1日6本しかないので時間は要チェック。

 

紅雲亭からは頂上まではロープウェイ。
ロープウェイはたくさん運行している。

5分ほどの短い時間だけど、
切り立った岩と緑が織りなす景色を真上から見られる!
車で来た人も頂上まではこれで行ったほうが楽しいと思う。

 

頂上ではテラスで食事ができたり、
瓦投げっていう小さい瓦をフリスビーのように投げて円の中を通すと
いいことがある、みたいな遊びができたりする。

 

小豆島の最高峰から見下ろす街と海と遠くの島々は絶景です。
ほんと、晴れててよかった!

 

ちなみにロープウェイ乗り場周辺から表、裏の2種類の登山口が用意されてるので
時間と体力があればハイキングで頂上まで行くのも楽しいかもしれない。

 

 

6.醤(ひしお)の郷

 

草壁港からさらに東に走ると着く。
バスで行く場合、安田バス停で乗り換えが必要な場合があり、
そこからは本数が減るので注意。
まぁ自転車ならすぐだったので、歩いてもいけそうな距離って感じですが。

 

海沿いに、巨大な蔵が立ち並ぶマルキン醤油というのがあって、
そこが島で一番大きな会社。
蔵の横を走ると、道まで醤油のいい香りが漂ってきて、
マスクまで完全に醤油の香りが付き、
このあとは常に醤の郷にいる気分になりました。

 

ギャラリーステージという所が用意されていて、
外から発酵中の様子を見ることができる。
昔ながらの樽が奥までずらっと並んでいる。

 


7.ジョルジュギャラリー&コヒラカフェ

 

取り壊し予定の建物にアートを施す、
フランス人アーティストジョルジュ・ルースが手掛けた建物。
金箔を使った大きな円の作品。



 

ルースポイントというある一点から見た時だけ、↑のような美しい正円になる。
奥行きも違うけど、円だけ浮かび上がる。

 

少しずれるとこの通り。

 

小屋裏にはチョークで作った、これまた正方形に見えるアートが。
ただこちらはチョークでの作品なので、どんどん消えていくから
いつまで見られるかはわからない。お早めに。
(制作ムービーで本人も語ってた)

 

奥にあるコヒラカフェもイイ感じで、
醤油もろみソースを使った肉のパニーニを食べた。

 

8.ヤマロク醤油

 

『安田上』ってバス停から歩けそうな場所だけど、
例によってバスの本数が減るエリアなので
行き帰りの時間に注意。

 

私は自転車だったので大丈夫。
実は手荷物預けてるところが17時閉館だったので時間がなくなってしまい、
ここでは醤油プリンだけ食べて帰った。

本来は蔵の見学ができるのが押し。
またいつか来たい!

 

醤油プリンは、
プリンにヤマロク醤油をかけて食べるのかと思ったら、
プリン自体に醤油が混ぜ込まれてるタイプだった。
たしかに微妙に醤油の色が入っている。
パニーニの時も思ったけど、小豆島の醤油って、
なんか甘味があるというかフルーティな感じ。

 

醤油のわずかな塩気と風味が入っていて、
大人のプリンって感じのお味だった。

 

9.オリーブビーチと締めの焼き鳥

 

ギリギリになってしまったけど、
所定の時間内にオリーブナビで自転車を返却し、荷物を受け取る。

 

疲れたのでバス一本見送り、
飲み物買って近くのオリーブビーチで休む。

 

ほんと、雨だったら海の見えないバス停で雨宿りだったので
贅沢な時間が作れて天気に感謝だ。

 

ここは瀬戸内海という内海の中の、さらに一つの島の、
入り江の部分なので本当に波がない。
こんな穏やかな海あるんだ、と感動した。

 

波の音がほぼないので、近くのSUPのインストラクターの声がよーく聞こえて
SUPのパドリングのコツを知ることができた。

 

バス乗って、フェリー乗って、高松着いたら、『TORIBACO 514』というお店にふらっと入って、飲んで、焼き鳥食ってうまいなーってなって、宿でバタッと寝た。幸せ。

 


いよいよ明日が最終日! 

5/2(月) 小豆島へ。オリーブ公園。素敵なゲストハウス。

 

 

1.朝メシとフェリー

 

今日も快晴。太陽が入っていい目覚め。
やどセブンビーチの朝ごはんはセルフで、
食パンを焼いて食べるスタイル。

 

オーナーさん、近くのドミトリー『九龍』と
2つ掛け持ちしているようなので大変なんだろう。

 

ジャムやマーガリンは冷蔵庫の中から、
食器などは引き出しから探す。

 

業務用キッチンをガサゴソやってると
なんか学生時代のカラオケのキッチンでバイトしてた
記憶がリフレインする(笑)

 

コーヒーも無料なので、ゆったり飲み食いしてから
鍵を箱に放り込んでチェックアウト。


港で、小豆島⇔直島を45分で結ぶ
小豆島急行フェリーというやつのチケットを買おうとしたが、
なんと出てないらしい!なんで??
この理由はいまだ不明。なんかトラブルで臨時休業だったのかな?

 

ただ、航路として確実にあるのは
直島⇔高松と高松⇔小豆島なので
高松経由で行くことに。

 

乗り継ぎで結構待ったので、結局3時間近くかかってしまい、
小豆島に着いたのは昼前。

 

幸いにも快晴で気持ち良かったので、甲板に風に当たったり
本読んだりしてたらあっという間だった。

 

 

2.ピーク中のピークに旅行してしまったかも

 

小豆島の土庄港に到着。
まず近くのレンタカー屋を2、3軒回った。

 

実は出発前に何度か電話などで予約しようとしていたんだけど、
早々に埋まってしまっていて、
もしかしたら当日ドタキャンとかが出てないかなと思ったので。
でも結局借りられず。

 

GW恐るべし。でも考えてみると、

それだけじゃなくてコロナで2年くらい出かけられなかったのもあるし、
3年に一度の、瀬戸内国際芸術祭の開催期間中でもあるからか、
本当に予約が取れなかった。予定立てるのはお早目に・・・

 


そしてバスで移動するも、バスもめちゃ混み。
途中でいよいよ乗れなくなって、
バス停で待ってた人に運転手さんが
『次のバスをご利用下さい』って言うレベル(笑)

 

 

3.島観光の拠点、オリーブ公園


30分くらい乗って、サン・オリーブというちょっと高台になったバス停にて下車。
この公園は小豆島の中央付近にあたり、
どこ行くにもアクセスしやすい場所。

 

高台だから海も見下ろせてめちゃきれいだし、
坂に沿って一面のオリーブの木もきれいだし、
両側が張り出して入り江みたいになってるのもきれいだし、
ほんとに見てるだけで幸福になるような自然美。


小豆島はギリシャのミロス島姉妹都市であることもあってか、
オリーブ記念館は正面入口をはいるとアテナ像が立っている。
それに合わせたかのようなドーム天井と照明もイイ感じ。

 


4.うどんだけじゃない、うどん県

 

オリーブ記念館でオリーブの歴史や製造法などが展示されてたんだけど、
日本のオリーブ生産量って、9割超が香川なんだってね。知らなかった。
うどん県のイメージに隠れてるけど。
自分としてはオリーブ県として売り出したほうが
オシャレなイメージでいい気がするくらい(笑)

 

オリーブ公園はその名の通り、見渡す限りオリーブの木なんだけど、
他にもオリーブ園みたいなところもいくつも見かけたし、
それ以外の場所、たとえば民家の庭先とかにも普通にオリーブの木が植えられてた。
香川の中でも主要産地は小豆島らしいから、
日本中に並んでるオリーブオイルのかなりの割合が
今自分のいる島でできた物なのかも・・・と思うとすごい。

 


5.オリーブ記念館で食べたもの

 

オリーブを使った商品がたくさん売られているので、もちろん買った。

 

これはコーヒーにオリーブの葉の抹茶の粉を入れたもの。
混ざっちゃって見えないけどw

 

あとオリーブソフトクリーム。
これにオリーブオイルをさらにかける。
オリーブオイルそのままでも美味しかったので、
あまり混ぜずに食べてしまった。


6.ギリシャ式風車

 

園内に立っている、フォトジェニックで大人気な風車。
ギリシャ式ということで、あまり馴染みのないデザインだ。

 

普通に撮るのではなく、オリーブ記念館でホウキを借りて
それにまたがってジャンプし、飛んでる風な写真にするのがトレンド。

 

なんでホウキなんて借りれるのかというと、
小豆島は映画版魔女の宅急便のロケ地だからだそう。

 

風光明媚な海に向かって立つ真っ白な風車、
そこにホウキを持ってきてジャンプして写真を撮る・・・
写真映えに惜しみなく全振りしてる成果か、
ここは若いカップルがものすごく多かった。

 

岡の上から海に向かって撮れるベストスポットは、
ディズニーランドかってくらい順番待ちしてたので
あきらめてちょっと横からと、下から見上げで撮りました。


ちょうどバイカーのおじさん4人組がいて、
エアホウキとか言って、乗ってる風でジャンプしてて、
仲良しで微笑ましかった(笑)


7.屋台村

 

オリーブ公園から海側へ少し下ったところに屋台村が出ていた。

 

覗くと、小豆島の害獣として駆除されたイノシシ肉が売られてて、
気になって食べてみた。

 

味は豚に近いんだけど、脂身も赤身も豚肉より濃厚で、歯ごたえがある食感。
下処理がしっかりしていたのか、臭みは全然なかった。

 

たまたま見つけたんだけど、ラッキーだった。

 


8.バス停無いけど大丈夫

 

所定のバスの時間が来たので、ゲストハウスに向かう。

 

今日泊まる、『センゲストハウス』さんは小豆島の中でも
なかなかの僻地にあり、バスがなんと1日5本!
ということで時間的にはまだ早いが、乗るしかなかったのだ。

 

ちょうどバス停とバス停の間にあるんだけど、
オーナーが予約時のメールで『センゲストハウスで降ろしてって言えば大丈夫』と言ってて
ほんとかよって思ったけど、運転手さんに行ったら本当に通じた。

 

到着した時、他の観光客を差し置いて自分のために停車してくれた感があって、
正直、ちょっとだけVIP待遇みたいな気分を味わえて気持ち良かった。
と思ったら他にも宿泊者が何人か降りていきました。
もうバス停作ろうよ!(笑)


この宿、実はオリーブ公園から見えてまして。ここです!

 

 

9.島外れの素敵なゲストハウス

 

今回泊まったのが『センゲストハウス』さん。
最初に言っとくと、ここめちゃくちゃ良かった。
まぁ、とはいえ万人に合うわけではなく、

 

・アットホーム寄りなので、そういうゲストハウスが苦手な人
・バスの時間を気にせず旅行したい人(僻地なので)
・山の中にあるので、虫が苦手な人(HPにも書いてあった)

 

はやめたほうが良いかもしれない。
だが逆に言うとそれ以外の人は小豆島に来たら泊まってみると
いい思い出が作れるんじゃないかと思う。

 


今回ドミトリーがずっと満室だったんだけど、
あきらめずホームページをチェックしていたら
個室でキャンセルが出た。
個室だしハイシーズン料金だったけど、直感的に良さそうだなと思ってたので予約したのだ。

 

自分の部屋がここ。
景色良すぎです。

 

 

10.岬の分教場まで散歩

 

荷物を預けたので、岬の分教場という、24の瞳の舞台となった場所へ。

道中こんな感じで、最高の癒された。

 

24の瞳映画村に行ったり帰ったりする人の車はたまに通るけど、
ほんとに島の突端で、ほとんど波の音しか聞こえない環境。

 

意外とすぐに到着。
映画村にも同じような建物があるんだけど、
あちらは撮影用のセットで、
こちらは実際に小学校として使われていた本物の校舎。

 

苗羽小学校田浦分校 が正式名称らしい。

 

24の瞳の最初の映画の公開が昭和29年、
ここの廃校が昭和46年だから、公開されてからも15年近く使われてたみたい。
てっきりもっと昔に廃校になって、それから原作が作られたのだと思ってたから、びっくり。

 

ネットが無い時代にここで生まれたらと思うと正直嫌だけど、
この環境で勉強できるってのはいいかもなあ。

 

本当は講堂兼職員室もあったようだが、
取り壊され、今は関連グッズやお土産売り場が建っている。

 


11.センのビアハウス

 

来た道を戻り、宿に戻る・・・前に、海に向かう道を降りてビアハウスへ。
ここはオーナーさん夫婦がやっていて一般のお客さんもウェルカム。
オープンテラスのお店。
サンセットを見ながらチキンオーバーライスとビールを飲む。最高だ。

 

すでにこの日の宿泊者の皆さん、そして泊まらないけど常連という皆さんでにぎわっていた。
常連さんはお酒飲まずに車で来た人もいれば、バスで来てお酒飲んで、終バスで帰るって人も。

 

宿泊者さん達はすでに出来上がっていて、すぐに仲良くなった(笑)

 

暮れゆく夕日を見ながら・・・

 

常連さんの一人が自分ちの鶏の卵と、
裏の山で取れたタケノコを使ってオムレツを提供していた。
自由でいいねぇ。注文すると、かわいい息子さんが作ってくれた。

 

が、この日はちょっと違って、
別の常連さんの娘さんがやりたいって事で、臨時で作ってくれた(笑)
息子君、作り方を優しく教えていて、
慣れていないから手際が悪くても決して怒らず、イケメンだった。
見習わないとなと思った。

 

正直仕上がりはキレイではなかったけど、
味はすごく美味しかったし、
協力して作り上げた一皿だし、それ以上の価値がありますよね!

 


さらに下に行くとプライベートビーチに繋がっていて、
夏になるとシュノーケリングもできるみたい。

 

 

12.センの共有リビングで飲み会

 

日が暮れたら宿へ引き上げて、5人で飲み会を継続。
常連さんが持ってたお酒をふるまってくれた。ありがたい・・・

 

また、キッチン事情を完全に把握している人もいて、
あり合わせの物で色々つまみを作ってくれた。すごい。
もはや宿なのか、自分の別荘と言う感覚なのかわからん(笑)

 

個人的に、一人旅の醍醐味ってこういうゲストハウスでの
一期一会の出会いと語らいだと思ってるんだけど、けっこう運なんだよね。

 

この日は一人旅の人がたくさんいたのと、
常連さんもたくさんいてフレンドリーだったから本当に運があったと思う。

 

結局11時くらいまでやってみんな部屋へ。
そして小豆島の夜は更ける・・・夜景もきれい。

 

続く。